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  2019年8月:シェムリアップ
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プリア・カンニャック・ポアン → タ・ソム東メボン → プレ・ループ
タ・プロームバンテアイ・クディ → プラサット・クラヴァン

【8月9日(金)晴】タ・プローム

プレ・ループから西へ三・五キロメートル。
到着したのは土産物を売る屋台が並ぶ前に、トゥクトゥクが列をなすように駐車しているタ・プローム東塔門前。

売店とトゥクトゥクが賑やかな東塔門前の広場。

並ぶ売店の数でここを訪れる観光客が多いのが分かる。

◆ タ・プローム(Ta Prohm)

十二世紀後半、ジャヤヴァルマン七世が母の菩提を弔うために建てた仏教寺院。後にヒンドゥー教寺院に改造されたために多くの仏教関連の彫像が削り取られている。

東西1キロメートル、南北650メートルの外周壁で囲まれた敷地には、僧侶や踊り子を含むおよそ八万人が居住していたと伝わっている。

崩落した東塔門。

東塔門を入ると西に向かって長いが参道が真っ直ぐ伸びている。

西に延びる緑の下の参道。

参道を進むと右手(北側)に木々に囲まれて今にも崩れそうな建物が見えてくる。ダルマサーラというらしいがこの建物の用途は不明。

既に妖しげな雰囲気のダルマサーラ。

やがて石畳のテラス前に出る。その奥に東門と冬虫夏草のように屋根から大きな木が伸びているのが見える。

石畳のテラスと東門。

今にも崩落しそうな東門。

東門の北側から門の裏側に回ると建物にスポアン(ガジュマル)の木が張り付いている。

スポアンの木が張り付いた東門の裏側(北側)。

この遺跡は密林に埋もれた発見当時の姿を残すために最小限の修復しか行われていないため、祠堂や回廊のいたるところでスポアンの木が太い根を張っている。

第一回廊の手前で黄色く塗られたクレーンが動いていた。

第一回廊の東塔門と入ると直ぐ右手で、石積みに絡むスポアンの木が蛇のようだ。

蛇のように見えるスポアンの木。

中央祠堂内は何も無い。

中央祠堂だったような……。

第二回廊。


崩れかけている第二回廊の南西角。

崩れた石組みそのままの第一回廊南側。

第一回廊西塔門。

第一回廊西塔門とテラス。

東塔門には残っていなかった四面塔が西塔門には健在。

西塔門。

西塔門の四面塔。

周壁と西塔門の外から。


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