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  2019年8月:シェムリアップ
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シハヌーク・アンコール博物館 → クメール・テイストワット・プリア・プロム・ラス

【8月13日(火)晴】シハヌーク・アンコール博物館 → クメール・テイスト

6時前に眼が覚めたのでシェムリアップ川まで散歩、ダイニングルーム "J All Day Dining" で朝食。

今朝も鶏クイティウ。

今日の朝食皿。

10時過ぎにコンシェルジュで『アプサラ・ダンスの公演を見たい』と相談すると、ホテルからものの5分と離れていないという「クーレンⅡ」を薦められた。その場で明日(14日)の席を予約してもらう。

ホテルの玄関前からトゥクトゥクでプリア・ノロドム・シハヌーク・アンコール博物館へ。トゥクトゥク料US$ 3.00(¥330)。

博物館に着いてみると、帰りのトゥクトゥクを捕まえるのが難しそうな場所だ。
この博物館に来た観光客は帰りも依頼する人が多いのだろう『このまま待っていても好いですよ』と運転手くん。ここまでの料金は払わずに待ってもらうことにした。

◆ プリア・ノロドム・シハヌーク・アンコール博物館
      (Preah Norodom Sihanouk-Angkor Museum)

ジャヤバルマン七世の時代に建造されたバンテアイ・クディから出土した彫像を纏めて展示している。

シハヌーク・アンコール博物館正面。

博物館の正面入り口西側に対峙するように仏像が一体、こっちを見ている。

博物館に対峙する仏像。

赤い石を積み上げて彫ったように見えるが詳細は不明。

博物館入り口左手に立つ小さな石碑にクメール語、英語、日本語で『この博物館は日本のイオンにより建設されました』とあった。

『イオンにより建設された』と書かれた石碑。

博物館の外観は全館が、正面入り口に対峙して建っている仏像と同じ赤い色をしている

屋根まで赤く塗られいる。

ここも館内撮影禁止。
シェムリアップの中心部から少し外れているせいなのか、あるいは展示が地味だからなのか、館内は空いている。

ホール中央に掲げられたパネルには日本語で「上智大学 石澤良昭からのメッセージ」とある。

パネルには、2001年に日本の上智大学がバンテアイ・クディに派遣した発掘チームが274体の仏像などを発掘した経緯と、この博物館が建設された経緯が書かれている。

石澤良昭さんからのメッセージ。

パネルに書かれた内容は以下のとおり(全文/原文のまま)。

上智大学 石澤良昭* からのメッセージ

上智大学は1991年からカンボジアにおいて、長い内戦で放置され損壊したアンコール遺跡を守るため、カンボジア人保存官・中堅幹部・石工などの人材養成に取り組んで参りました。それは私達の建学の精神である "Men & Women for Others, with Others" を国際協力の現場において16年間にわたり実施して参りました。本学は2013年に創立100周年を迎えますが、こうしてカンボジアにおいて地道な国際貢献の活動を実践しています。

私達は1996年にはアンコール遺跡近くに、現在の上智大学アジア人材養成研究センターを開設し、「カンボジア人による、カンボジアのための、カンボジア遺跡の保存・修復」を基本方針に掲げ人材養成の手伝いを継続中であります。

2001年にはバンテアイ・クディ寺院遺跡において、考古発掘の研修中、カンボジア人若手考古学者の手により274体の廃仏および千体仏石柱を発見いたしました。これはアンコール遺跡群が世界に知られるようになって初めての大発掘であり、アンコール王朝の歴史を塗り替える貴重な発見でありました。これらの仏像はまさにカンボジア王国にとって国宝でございます。

2002年3月、カンボジア・シェムリアップ市に植林活動で来訪された岡田卓也様(イオン(株)名誉会長相談役)が、センターにおいて出土仏像を鑑賞された折に、美しい仏像尊顔に感動され、これらを保存・展示する博物館を現地に建設することをご提案くださいました。そして、その博物館が、イオン株式会社ならびにイオングループから多大なるご支援をいただき、2007年11月2日、現地に竣工いたしました。

これら仏像尊顔は時空を越えて優しく微笑んでいらっしゃいます。その仏像は人々の祈りの結晶であり、往時の人達の願いや祈りがそこに託されております。そのほとばしる篤信のエネルギーをお感じくだされば幸いです。

2007年11月2日

【mk88註】
* 石澤良昭
2002年、上智大学アジア人材養成研究センター所長
2005年、第13代上智大学学長就任


ホールに展示されていたナーガの光背と仏陀像。

博物館内部も外側と同じように赤い。

博物館を出て待たせてあったトゥクトゥクで市内に戻る途中のアプサラ・ロードで見かけた大きな建物は、シェムリアップ・プロビンシャル・ホールとアンコール・パノラマ・ミュージアム。

シェムリアップ・プロヴィンシャル・ホール。

アンコール・パノラマ・ミュージアム。

土産物購入のために T Galleria に寄る。

T Galleria。

二階が土産物売場。一階はブランド品売場だった。

アンコール土産は二階、以下を購入。
アンコール・クッキー:@US$6.75(¥743)x 14個 = US$94.50(¥10,395)
リキュール:@US$9(¥990)x 2 = US$18(¥1980)
合計:US$ 112.50(¥12,375)

二階の菓子類売場。

土産物の準備ができたのでホテルに戻る。
ホテル→博物館の往復でトゥクトゥク料金は US$ 8(¥880)。

部屋に戻ってシャワーを浴びていたら昼過ぎになってしまった。
ホテル前のオームチャイ通りを辿ってオールド・マーケットに向かう。

オールド・マーケットに通ずるシヴォタ通り。

シヴォタ通りから右に入るソクサン通りは、かつては置屋街として知られた通りだったそうだが、今は少しずつバーやレストラン街に変わりつつあるようだ。

ソクサン通り。

そのソクサン通りを入って行くと左手に派手なメニューを掲げた昨夜の「クメール・テイスト」の前に出る。

カンボジア料理のメニューはクメール・テイスト。

クメール・テイスト。

既に2時になろうとしているので空いている。

午後2時のクメール・テイスト店内。

カンボジアと言えばアモック、アモックと言えばトンレサップ湖の淡水魚。
ということでフィッシュ・アモック米飯付きを注文、 US$ 2.50(¥275)。食後のコーヒー US$ 0.50(¥55)、ペットボトルの水は無料。

フィッシュ・アモック。

女子受けを狙ったと思われる米飯は量が多すぎる。

クメール・テイストを出てポコンボー通りを突っ切り、屋根付きのアート・マーケット橋でシェムリアップ川を渡る。

アート・マーケット橋。右側が Street 10 に続いている。

シェムリアップ川を越えるとアート・センター・ナイト・マーケット。
昼間のナイト・マーケットの気の抜けたような空間に観光客の姿はまばら。

土産物店は地元の人がたむろすばかり。

マーケット内もまばらな人影。

退屈なアート・センター・ナイト・マーケットを後にして、アート・マーケット橋でシェムリアップ川をオールド・マーケット側に戻る。

オールド・マーケット。

パブ・ストリートの東側の空にチェンマイで見るような寺院の尖塔を見つけたので、見当をつけて方向転換。

パブ・ストリート東口。

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