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  2017年4月:西安
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東大街碑林 1碑林 2石刻芸術室・石刻芸術館牛羊肉小炒

【5月1日(月)晴】牛羊肉小炒

碑林には11時過ぎから15時過ぎまで4時間いたことになる。

碑林博物館の前から骨董品店が並ぶ三学街、安居巷通りを抜けて書院門歩行街に出る。

三学街通り。

書院門歩行街。

書院門歩行街が南大街にぶつかるところで左手に大きな永寧門(南門)が迫る。
永寧門から城壁に上ると城壁を一周するレンタル自転車があるらしいが、一周するのに2時間くらいかかるというので、今日は城壁一周をパスして後日に譲る。

永寧門(南門)。

永寧門前のロータリーから見える湘小門をくぐると湘子廟街に入る。

湘小門と奥に続く湘小廟街。

湘子廟街通りが徳副巷通りと名前が変わる辺りまでくると、道路の両側に洒落たカフェやバーが並んでいる。
二組のカップルが中国の若者文化、街中での結婚記念写真を撮影していた。

徳副巷通り。

徳福巷通りが尽きて粉巷通りに出た。見たことがある風景だ。

昨夜、孫明遠さん、月月さんとやって来た燻製屋さんがある南院門通りだ。粉巷通りからわずか数メートルで南院門通りと道路の名前が変わっている。

文奇烟酒商店は店の名前もそうだが、どう見てもタバコ屋だ。
店の人に声をかけると、今日は燻製は休みだといい、昨日大鍋が置いてあった店先を指さすも、そこは大鍋用の空間があるばかり。

燻製の大鍋が見えない文奇烟酒商店の店先。

南院門通りから大車家巷通りで左折、未だシャッターが降りたままの昨日の旺軍烤虾尾の前を通り、羊血豆腐の恵記を探したが見つけることができなかった。景記は別の通りだったのだろう。

大車家巷通り。

ここまで歩きづめで昼食も未だだったのだが、食堂が並ぶ大車家巷の店は何処も中休み中で営業していない。

大車家巷突き当たりの大きめの食堂「牛羊肉小炒」は店のドアが開いている。
入り口から店内を覗き込むと客がいる。入口で休憩中と思しき調理師風の人に、営業中か尋ねると営業しているという。やれやれ、これで昼食にありつける。

牛羊肉小炒。

牛羊肉小炒の店内。

羊肉小炒泡馍30元(525円)、加西紅柿(トマトのトッピング)1元(18円)、青島の9ビール4元(70円)。西安名物の羊肉炒泡馍は初体験。ラッキョウのように見えるおまけは生ニンニク。

羊肉小炒泡馍。

羊肉小炒泡馍は羊肉と春雨が入ったドロリとした真っ赤な汁に、サイコロ状に小さく切った馍(素焼きのパン)と追加したトマトがのっている。

麻辣味に羊肉の香りが好い。
この香りが苦手な人には辛いかも知れないが、器にたっぷり入っていて、メニューには「羊肉小炒泡馍」と「小」の字が入っているのに、これを食べきるのに30分以上かかった。

食べ終わった後、腹はきつくないのに満腹感たっぷりで、これなら夕食は不要。

馍がこんなに出てきた。

満足した腹で大車家巷から竹笆市通りを抜けてゆく。

竹笆市通り。

昨日、孫明遠さんが案内してくれた緑豆餡餅はこの鐘楼小区の中だったのでは無かったか?

鐘楼小区。

入口を入るとすぐに、その店は右側にあった。店の名前は「趙記緑豆餡餅」というようだ。趙記は人名だろうか?

趙記緑豆餡餅

緑豆餡餅1個1,5元(26円)、その場でいただく。

1個1,5元(26円)は日本の饅頭菓子に似ている。

パリンとした外側にシットリと甘すぎない餡が西安でも人気だと孫明遠さんから聞いた。
日本の饅頭菓子に似た緑豆餡餅は見た目よりも脆く、口にするとサクッとするが、あとは口の中でモソモソする。噛み続けていると、仄かに甘さが広がり確かに豆の香りがする。

味は中国。

この主人、私に向かってJapanese? そうだと言うと、日本人はこの緑豆餡餅が好きみたいだね、と笑顔。さらに中国と日本は『上の人間は喧嘩をしているが庶民同士はみんな友達、仲良し。』

この人が趙記さん?

1.5元の緑豆餡餅を介した日中友好を果たしてホテルへ。

今日も好く歩いた。小さな緑豆餡餅が決定的で今夜は夕食無し。
WeChatに大連の劉丹さん孫明遠さん曹露さんからメッセージが入っていた。

東大街碑林 1碑林 2石刻芸術室・石刻芸術館牛羊肉小炒
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