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  2017年4月:西安
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東大街碑林 1碑林 2石刻芸術室・石刻芸術館牛羊肉小炒

【5月1日(月)晴】碑林博物館(1)

碑林博物館は、唐代の石碑を収蔵するために1087年(北宋時代)、唐の開成石径と石台孝経を保存するために当時の孔子廟址に作られた西安碑林が元になっている。
1944年に西安孔子廟の建物群を拡充して西安碑林博物館が設立され現在に至っている。

西安碑林博物館入り口、義路門。

義路門を入って入場券を購入、75元(1,313円)。

義路門を入ると石畳の広場。

広場に掲示してあった案内図。

太和元気坊とその前を塞ぐ照壁は西安清真大寺と同じ様式。
こちらは孔子廟址で西安清真大寺はモスク、なのに門と照壁がほぼ同じ。

太和元気坊と照壁。手前は半池、右端は礼門。


半池の噴水。

欞星門に刻まれた「文朝」の二文字が嘗てここが孔子廟だったことを示している。

中央に「文朝」の文字が見える欞星門。

入場券を見せて欞星門を入る。
左手の臨時展示室に「九朝石語――洛陽九朝刻石文字博物館拓片珍品展」とある。

臨時展示室。

臨時展示室に入る。

拓本が展示されている展示室内はほぼ無人。

ガランとした展示室。

展示から数点だけ紹介する。

◆ 漢 永寿三年残碑(部分)/58 x 39 センチメートル

漢 永寿三年残碑(部分)。

◆ 隋 李貴志并盖/56 x 56 センチメートル。

隋 李貴志并盖。

上の拓本の部分拡大。

戟門をくぐって碑楼が並んでいるエリアへ。

戟門。

戟門を入って左手に展示されているのが、国宝に指定されている「大夏石馬」。

大夏は東晋王朝十六国時代(317 - 420)に少数民族匈奴の人、赫連勃勃が中国北部の陝西省と内モンゴル地域で建てた国家。417年に長安を占領、彼の長男・赫連璝が長安守護職につく。
この馬は長安の赫連璝の墓の傍らに建っていた。馬の足下には「大夏真興六年(424年)……大将軍」などの刻印がある。

大夏石馬。

戟門を入って右手に「景雲鍾」が下がっているが、この鐘は元は鐘楼に設置されていたもの。

景雲鍾。

六つ並んでいる碑楼の内、中を見ることができたのは一楼のみ。残りの五つは扉に鍵が掛かっていて内部を見ることができなかった。

内部に入れた碑楼。

この碑楼内にあった石碑の右半分には漢字が、左半分にはモンゴル文字(だと思う)が刻まれている。あいにく何が書かれているかは不明。

二ヵ国語併記の石碑。

以下、一部を拡大してみた。

漢字部分。

モンゴル文字部分。

六つの碑楼の間を抜けると、正面に「碑林」の扁額を掲げた「石台孝経亭」が建つ広場に出る。

広場の正面に建つ石台孝経亭。

近づくとかなり立派な碑亭だ。

石台孝経亭には唐の第六代皇帝・玄宗が儒家の経典・孝経に、自ら注釈を加えて隷書で書いた石台孝経(745年)の碑が収められている。

石台孝経。

玄宗皇帝の手になる隷書(上の碑の一部)。

石台孝経亭の後ろに回ると、そこが《第一室》だ。

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