【4月29日(金)】成田 → 大連(劉家)
成田空港まで武蔵野線東松戸からアクセス特急(成田スカイアクセス線)を利用してみた。
東松戸駅のエスカレーターが3.11東日本大震災後の節電運動で全て止まっている。大きい旅行鞄は長い階段が難儀だが引き返すわけにも行かずダ。このルートだと成田空港には金町経由より20分ほど早く着くようだ。
ゴールデンウイーク初日、さぞかし空港は混雑しているだろうと早めに家を出たが空港に着いてみると旅行者の姿が少ない。
今回利用する中国南方航空カウンター前には誰もいない。近くにいた係員にチェックイン開始時刻を聞くと並んで待つように促され、一番前に並ぶ羽目になってしまった。その内にカウンター前の外れでスタッフ達のブリーフィングが始まる。男性の姿は無し。
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チェックイン・カウンター・オープン前のスタッフによるブリーフィング。 |
チェックインを済ませ、QLライナーカウンターで無償レンタルの携帯電話を受け取る。出発ロビーはどっちを向いても旅行者の姿が少なく、おまけに節電しているせいで薄暗い。
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節電のせいで薄暗い出発ロビー。 |
出国手続きカウンター前も手続きを待つ旅行者の列がない。こんなに少ないのは初体験。この時期にここまで旅行者が少ないのは明らかに東日本大震災が影響している。
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出国手続きカウンター前に並んだのはこの人達だけ。 |
搭乗ゲートが並ぶ通路もご覧のとおり。こんな所にいると、まるで真夜中の乗り継ぎ便を待っているみたいだ。
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照明を落としている各搭乗ゲート前。 |
13:25 発 CZ630便は定刻出発。空いているだろうと思っていた機内は満席。
15:50 30分ほど遅れて到着した大連周水子国際空港の気温は14度と肌寒く、空もどんより曇り空。
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空港ビルまではバスで移動。 |
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成田空港からも飛んでくる深圳航空の機体。 |
数が少ない入国審査カウンターにできた行列の後について手続きを待つ。日本からの旅行者の姿が少ないようだ。
ターンテーブルに荷物が出てくるまでの時間で両替。1元=12.995円、約13円だった。
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ターンテーブル奧の人だかりが入国審査カウンター。 |
到着ロビーに出る直前に手荷物のセキュリティーチェック。旅行鞄だけ荷物検査機に通すのだが割り込む人がいてちょっとごたつく。
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割り込む人でごたつく荷物検査機の前。 |
到着した人達の出迎えで混雑する到着ロビー前をすり抜けると、人混みを避けるように少し離れたところで劉丹さんが待っていた。顔を合わせるのは2009年の夏以来。
昨年車の運転免許を取ったという劉丹さん、『車で迎えに来ようと思ったけど雨が降ってて怖いのでタクシーで来ました』という。未だに大連での運転に慣れないようだ。
タクシー乗り場前は長い列ができている。
劉丹さんの後についてエスカレーターで出発ロビー前に移動、客を降ろしたばかりのタクシーを捕まえる。これはやってはいけないことと劉丹さん。捕まえたタクシーの運転手の機嫌も悪かったが乗せてくれた。
郷に入りては郷に従え、ダ。
格林豪泰大連王家橋酒店にチェックイン。デポジットに100元(約1,300円)。
荷物を部屋に置いてすぐにタクシーで湾家村にある劉丹さんの家に向かう。お母さんが料理を作って待っているそうだ。
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劉丹さんの自宅がある辛辛家園。 |
2009年にも訪問している劉家。
台所では5月の末に妹の劉頴さんと結婚式を挙げる予定の祁大慶さんがお母さんと一緒に料理を作っていた。
居間のテレビでは英国王室のチャールズ皇太子の結婚式の様子が実況放送されている。お母さんもときどき調理の手を休めてテレビの前に立つ。きっと頴頴さんの結婚式のことを思いながら見ているのだろう。
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チャールズ皇太子の結婚式を見る劉家の女性達。 |
お父さんは日本の地震・津波と原発の事故をしきりに案じてくれるのだが、放射線の被爆も被爆した人から風邪が人から人にうつるように周囲の人に移るものだと勘違いしているようだった。
食卓に青い龍が描かれたボトルが出てきた。
祁さんが北京に出張したときに劉丹さんのお父さんにと買ってきたという二鍋頭だ。二鍋頭と言えば紅星しか知らなかったがこれは牛欄山の30年モノ。アルコール度数は65度、辛い印象を持っていた二鍋頭だがさすがにこれは別格。香りも好いが舌触りが何とも滑らかで五粮液よりも呑みやすい。
祁さんは酒を殆ど呑まないというのでせっかくの上手い白酒はお父さんと二人でクリア。普段は酒を呑まないお父さんにつきあわせてしまった。
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牛欄山 二鍋頭。 |
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この夜の二鍋頭の御供達。 |
ご家族の写真を撮ろうと思ったたら頴頴さんと祁さんはいつの間に姿を消していた。同じ辛辛家園内のすぐ近くに新居を構えたと聞いた。お二人に挨拶をしたのかどうか怪しい。この辺りから記憶が全くない。
ホテルには無事に帰り着いていた。
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劉丹さんとご両親。 |
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