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  2009年7月:大連
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【7月31日(金)】成田→大連

曇り。
少し早すぎるかなと思いながら小雨の中、9時過ぎに家を出る。

JR金町駅で京成線に乗り換えると、車掌が『京成線は今朝の停電事故のため全線で遅れが出ているので…』とアナウンス。

成田空港第一ターミナル南ウイング、中国国際航空のチェックインカウンター前は既に長い列ができている。出国手続きを済ませた頃には、早すぎると思いながら家を出てきたのが丁度いい時間になってしまった。

成田空港第一ターミナル南ウイング搭乗口への通路。

フィンガーにつく到着便。

離陸するNORTHWESTの貨物便。

13時20分発のCA952便は使用機の到着遅れのために出発が20分くらい遅れる。機内は満席。周囲では普通話(北京語)が飛び交っている。

大連周水子国際空港(大連空港)にはほぼ予定通りの15時30分頃に到着。機内で配られた検疫申告書は未だに騒がれている新型インフルエンザの影響だろう、健康状態を詳細に記入するようになっていた。

大連空港の滑走路と周辺の住宅。

エスカレーターを降りてゆくと検疫のカウンター毎に係官が待っている。入国者一人一人の検疫申告書を丁寧に見るので検疫カウンターを通り抜けるのに時間がかかる。
検疫カウンターを抜けると直ぐに入国審査カウンターが数列。印象がひどく暗い。

突き当たりが入国審査カウンター。右は機内預け荷物の受け取りロータリー。

ロータリーから荷物をとって両替。円→元(RMB)換算レートが6.73%、元→円換算で14.85倍になっている。1月に比べると限りなく15倍に近づいている。

到着ロビーに出ると出迎えの人達が列を崩してごった返している。そんな出迎えの人垣の奥から李春光くんが声をかけてくれた。
機内の放送で外気温27度と言っていた空港の外は少し蒸し暑く感じる。

空港前のタクシー乗り場は長い列ができていた。

空港からホテルまではさほど離れておらずタクシー代は27元。李くんに払わせてしまった。
ホテルは中山広場に近い大連北方大酒店(大連市中山区人民路19号/電話:+86-411-8281-8388)。

3ヶ月ぶりに再会した李くんと部屋で近況交換。

自宅に電話を入れたら、マンション管理組合の役員から緊急に連絡を取りたいという伝言、即対応。
電話処理が一段落したところで劉丹さんに電話を入れる。仕事を終わらせてからホテルに合流するというので、それまで李くんと一緒にホテル周辺の探訪に出た。

ホテルを出て横断歩道に向かおうとすると大学生のような若い女性が二人あたふたと後を追ってきた。
『トラブルでお金を無くしたので何か食べさせて欲しい。』と言って側を離れない。

上海の浦東で似たようなことを言って近づいて来た女性がいたが、その時の女性はもう少し大人っぽかった。この二人は見るからに学生のような雰囲気で年も若く、身なりもこざっぱりとしていて怪しげな所が見えない。

関わりたくなかったので『不可以!』と断り彼女達から離れて、横断歩道を渡り始めたらそれ以上追って来なかった。李くんは初体験だといってたいそう驚いていた。

ホテル前の人民路と二人連れの女性が声をかけてきた横断歩道。

人民路を渡って安楽街に入る。夕食時が近づいている時間帯だからだろう、人だかりがしている辺りは舗道にテーブルと椅子が並び旨そうな匂いが漂っていた。

安楽街が天津街と名前の変わる辺り。

天津街、安楽街を往復してホテルに戻るが約束の6時を30分過ぎても劉さんが現れない。電話をしてみると退社直前に緊急メールが入り対応に終われているという。責任者は辛いというところか。

李くんが天津街で目をつけた「天天漁港」に行くことにしてホテルを出る。
ガイドブックで紹介している大連を代表する海鮮料理店「天天漁港」は宿泊しているホテルと同じ人民路にある店で、こちらの天天漁港「紫蝶軒」は天津街にある店だ。

天天漁港「紫蝶軒」。

こちらが後日撮影した人民路の「天天漁港」。

ようやく仕事を片付けて遅れて到着した劉さんを交えて李くんと三人で海鮮火鍋を注文。李くんと劉さんはこの夜が初対面。

一人一人の前にピカピカに磨かれた鍋が用意された。

劉さんの肝いりで活き作りの魚を注文。名前をメモしなかったので不明だが舟盛りならぬ橋盛りで出てきた魚はずいぶん長いこと口をパクパクやっていた。

先ずはそのまま生で頂く。ワサビが無かったので濃いめの醤油を使ったのだが淡泊な魚だった。
最後の数片を火鍋に放り込んだが最初から火鍋に入れた方がよかったのかも知れない。

何時までも口をパクパクさせていた活き作り。

ビールが変わっている。大きめのリンゴジュースのような瓶は大連のビール「新動」。
青島ビールよりもさらに軽くて水みたいに飲める。瓶の肩にある模様はサッカーボールを現しているそうでサッカーが盛んな大連を代表するビールだそうだ。

サッカーボールの柄をつけた「新動」ビール。

咲いた話の花が大きくて気づくと周囲のテーブルには誰もいない。
照明も落ちている。店員に声をかけると午後9時が閉店だという。ゆっくりしていても構わないという店員の言葉だったが、私達だけになってしまった店内には居づらくなってしまい、早々に店を出る。大連での初グルメは李くんにご馳走になってしまった。

三人でホテルに戻り、昼間買い込んだ山楂果茶(山査子ネクター)を飲みながらいつ果てるともないオシャベリが続く。さすがに11時半を過ぎて劉さんが『明朝9時に迎えに来ます。』と言って帰って行った。
『明日は午前中授業があるので午後から合流します。』と言いながら李くんも帰宅する。

一人になってからブログをアップデートしようとアクセスしたのだがブラウザーは何も表示しない。ステータスを見ると「表示完了」と出ている。
試しに自分のホームページにアクセスしてみたらこちらも「表示完了」のステータスが出ているにもかかわらずコンテンツが何も表示されない。
今年1月の北京ではどちらも正常に表示したのに。


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