【8月5日(水)】水産品卸市場・庄稼院食府
晴れ。
昨夜の白酒が少し残っている。
シャワーを浴びて7時半頃朝食に降り、そのままペットボトルの水を買いに出る。
コンビニエンスストアから戻ってから昼過ぎまで溜まっていたブログをアップデート。ホテルの部屋からは今までblogspot.comやbloger.comに繋がらなかったのだがやっと繋がるようになった。
一昨日、中山広場の北側一帯をほとんど歩いたのでチャンとした地図帳が欲しくなった。
民康街の新華書店で以前一度手に取った地図帳、さすがにガイドブックの地図よりはマシなので購入しようと民康街まで出かける。
ホテルを出たのは1時半過ぎになっていた。
新華書店3階の地図売り場で山積みされている地図帳を持ってレジで代金を払う。22元(約330円)。
階段に向かおうとセキュリティゲートの前まで来ると、その横で今買った本を渡せと手を伸ばす店員。
意味が分からず本を渡すと『票!』とレシートも要求された。レシートと本を照合してから机の上にのった碁盤くらいの大きさの台に地図の背をこすりつけている。セキュリティの解除をしているようだ。
想像だがどうやら本の背の糊に入っている磁性体を消磁しているのではないだろうか。書店内は撮影禁止なので残念だが写真はない。
新華書店からほど近い鑫源馿肉館で包子にビールでランチ。
たった三日しか通っていないがすっかり常連気分だ。これから奥の部屋で包子を作るから写真を撮らないかと言うのでついて行った。
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今までに何度も見ている作業だがさすがに手際がいい。 |
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舗道に面した窓の前で皮を打ち包む作業が進む。 |
撮影のお礼を言って鑫源馿肉館を出る。友
好広場前の「瑞祥茶荘」で鉄観音烏龍茶を買う。500g入り69元(約1,035円)。
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友好広場前の「瑞祥茶荘」。 |
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チャイナドレスを着た店員さんに店内奧のテーブルに座ってもらった。 |
瑞祥茶荘の右隣の緑の屋根に赤煉瓦の建物はKFC(Kentucky Fried Chicken)、目立つ建物だ。
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緑の屋根に赤煉瓦のKFC。 |
瑞祥茶荘の前でタクシーを捕まえて大連駅北側、興業街にある卸売り市場街を見に行く。
タクシーが停まったで車を降りると目の前に「小商品批発市場」が聳える。
市場の周囲は何処も同じで人、車でごった返している。
この辺りの詳細な地図を持たないので人の流れについて入り口を入った。
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小商品批発市場(ギフト・雑貨品卸市場)。 |
通路の右側がギフト用商品や雑貨を売る市場、左側が水産品卸売市場のようだ。
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この通路の左が小商品批発市場、右が魚卸市場。 |
大連は海産物が豊富で大連観光に海鮮料理が欠かせないと聞いているので、どんな海産物があるのか確かめたくて水産品卸市場に入ってみた。
こちらはヨソ者意識があるので遠慮しがちにレンズを向けると、案外これを撮れ、あれを撮れ、体を引いて撮影の邪魔にならないようにしたりと却ってこちらに気をつかってくれる人が多いのに驚いた。
どの魚も鮮魚だと思うのだが、日本のように魚毎に氷が入ったパットに入れて並べるということをしてない。魚を生で食べることが無い(少ない)からだと思うのだが、魚がゴロンゴロンと台に置いてある様子はママゴトの魚屋さんの延長のように見える。
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鮮魚だと思うが日本とは陳列の仕方がずいぶん違う。 |
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雲丹を売るお姉さん。 |
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蟹を売るお姉さん。
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蟹はまだ生きていた。東溝産飛蟹(ワタリガニ)18元(多分500g当たり)。 |
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帆立貝(だと思う)。 |
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剥いた貝か軟体系。 |
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生きているシャコ。 |
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なまこだというが日本のなまこもこんなだったかな。 |
市場からの帰りもタクシー。
行く先を告げると理由は分からないが乗車拒否にあい、捕まえるのが難しかった。強引に乗り込んでもそっちには行かないみたいなことを言われて降りてくれと言われる。
菜市街に出て人が少ない双興街との交差点まで移動してやっとタクシーが捕まった。
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双興街の交差点で見つけたミゼット。港湾内のタクシーのようだが未確認。 |
魯迅路の魅力時光酒吧の前でタクシーを降りる。ここも馴染み客気分でコロンビアコーヒーで一息、20元(約300円)。
4時過ぎにホテルに戻り、写真の整理とブログのアップデート。
6時半頃になってホテルに李くんが、少し遅れて劉丹さんが合流。
夕食は東北地方の料理をリクエスト。
タクシーで人民広場に近い新開路と黄河路との交差点近くにある東北地方料理(農村料理)の店「庄稼院食府」に行く。
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東北料理では名が知れた「庄稼院食府」。 |
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黒酢味の皮蛋入りサラダ。 |
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これも黒酢味のキクラゲ。 |
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酸辣湯。白菜が多めだったがGood!
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芋がらのような野菜を炒めた物。これも見た目ほど味は濃くなく歯触りも楽しめた。 |
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豚肉の唐揚げ醋味は食べてみたら何のことはない酢豚だった。 |
ずいぶんと中国でレストランで食事をしているが今回初めて料理がのる皿に、その料理を調理したのが誰だか特定できる紙片がついているのに出会った。出ている皿についている紙片を見ると18号厨師制作、2号厨師制作、12号厨師制作などとみな違う紙片がついている。
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更に貼られた紙片に「12号厨師制作」とある。 |
主食代わりがトウモロコシ饅頭(?)。中に甘味のない餡が入っている。砂糖を付けて食べる。
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砂糖と共に出てきたトウモロコシ饅頭。 |
ビール2本代と共に153元(約2,295円)。
食後はレストランからほど近いライトアップされている大連市政府庁舎まで足を伸ばしてみた。
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大連市政府庁舎。 |
民生街を挟んで市庁舎の真向かいは市民の憩いの場になっている人民広場。大きな筆にバケツの水を含ませて広場のタイルに漢詩を書く人が何人かいた。趣味の一つなのだろう。
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石畳に書かれた漢詩はどれも達筆。 |
オマエも何か書いてみろと筆を渡されたが『国破山河在 城春草木深』くらいしか書けなかった(後半は忘れてしまったのだ)。日本人が書いたってだけで周囲は喜んでくれた。
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人民広場。左のあおくライトアップされているのは大連テレビ塔。 |
明日は早い出発便で帰国、荷造りもあるので人民広場で李くん、劉さんと別れて9時半頃タクシーでホテルに戻る。
シャワーの後、簡単に荷造りしてベッドに潜り込む。
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