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  2011年8月:ハノイ
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ホアロー刑務所跡クアンアン ゴン・ハノイ駅ホアンキエム湖

【8月9日(火)】ホアンキエム湖

ハノイ駅正面から伸びるチャンフンダオ(Tran Hung Dao)通りを通って文化宮殿の前に出る。

チャンフンダオ通りの歩道。

文化宮殿の前には8月14日から14日まで開催される「Thailand Trade Exhibition 2011」の大きな看板が出ている。文化宮殿と言うが展示会場のようだ。

文化宮殿。

ルートゥオンキエット(Ly Thoung Kiet)通りに来ると電器店が軒を連ねてチョットした電気街になっていた。

ルートゥオンキエット通りの電器街。

ホテルに戻り一休み。
2時頃から雷を伴ったスコールになったが3時過ぎには止んだので、一日ツアーを申込みに旧市街のリアル・ダーリン・カフェまで出かける。雨の直後はさすがに涼しい。

リアル・ダーリン・カフェのカウンターにはハロン湾一日ツアーを申し込んだときの女性はいなかった。その時に勧められた香寺(フォーン寺/Chua Huong/Perfume Pagoda)一日ツアーの内容を確認し、料金を聞くと往復のバス代、イエン河のボート代、ランチ代、拝観料込みで25USD(約2000円)、オプションの香寺までのケーブルカー片道が5USD(約400円)、コミッション5USD(約400円)、合計35USD(約2800円)。

バスはハロン湾ツアーの時と同じようにホテルまで迎えに来るという。参加を申し込むと今日のカウンターの小父さん、英語が分かるのか分からないのか同じことを何度も確認してくる。何とか明日のツアーに申し込むことができた。

ハンクアット通りは仏具屋さんが多い。


仏具屋さんの店頭には蓮の花や布袋(?)さんが並んでいた。

ついでにホアンキエム湖(Ho Hoan Kiem)の北端、東側にある水上人形劇場へ入場券の前売りを買いに寄ってみる。
11日17時からの切符を買うことができた。100,000VND(約400円)。

青い塔屋も水上人形劇場の一部。

未だ歩いたことのないホアンキエム湖の東側、ディンティエンホアン(Dinh Tien Hoang)通りに沿って湖畔を南下。こちらの方が西側(レタイトー/Le Thai To通り沿い)よりも散歩をする人が多いようだ。

亀の塔が見えるホアンキエム湖。

根本がこぶだらけのこの木、木から下がっている標識によると"CAY GAO"、"Salamalia Malabarica"とある。日本では何と呼ぶのかは不明。

"CAY GAO"の木。

湖の南の外れまで来ると歩道上に古い門が建っている。「報恩門」と書かれている。何の標識もついていないがタンロン時代の遺跡なのだろう。

報恩門。右はディンティエンホアン通り。

報恩門の側で目の前に体重計を置いて座っている人がいた。二台しかない体重計は売り物ではないようだ。そこへジョギングをする人達が続けてやって来た。ホアンキエム湖を周回する人達だ。なるほど、彼らから何がしかのお金をもらって体重を量るのが商売のようだが、撮影している間に体重計に乗る人は一人もいなかった。

路上の体重チェック屋さん。

湖の西側あるスーパーマーケット「インティメックス」で土産物の下見をする。レタイトー(Le Thai To)通りから幅5メートルほどの路地を入った奧にあるスーパーマーケットは見落としてしまいそうだった。路地に掛けてある「Intimex」の看板を見て『あぁ、SEIYUの系列か』と勘違いしてしまったがよく見ると SIEU だった。

路地の突き当たりが Intimex。

レタイトー通りからYの字に分かれているハンチョン(Hang Trong)通りに入って直ぐ右側に、石彫の大きなウミガメとホーンスピーカーを入口に飾っている店がある。高価な物を売っている店のようだ。ドアの中では椅子に座ったガードマンがヒマそうにしている。

亀とホーンスピーカーの店。

何を売っている店なのだろう、気になってドアを開けたら若い女性店員がとんできた。
何を売っているのか聞くと『葉巻とワインを売る店です。』何処にもそんな商品は置いてない。あるのは高級オーディオ機器ばかり。奥に進むともう一つ小さな部屋があった。葉巻の香りがしているその部屋に、葉巻とワインが置かれていた。

並んでいるアンプやイコライザー、スピーカーなどのオーディオ機器はベトナムのこの会社「Phung Thien」の輸入品で、同名のオリジナルスピーカーも並んでいた。他に腕時計も並んでいたがおかしな品揃えの店だ。
日本に興味があるという女性店員が、彼女が覚えているという『コンニチハ、イラシャイマセ、アリガト』を繰り出して人なつこく店内を案内してくれた。

高級腕時計とスピーカーが並ぶ店内。

オリジナル・ブランド「Phung Thien SS」のエンブレムがついているスピーカーが陳列されていた。製造は外注だと言っていたが、ベトナム国内で作っているのだろうか、そこまでは聞き損なってしまった。
オリジナルスピーカーに並んで、もう日本ではお目にかかれないだろう1982年に発売されたオープンリールデッキ「AKAI GX-747 dbx」が飾ってあった。この店のオーナーは相当のオーディオマニアだとは店員嬢の話。

「Phung Thien SS」のスピーカーと「AKAI GX-747 dbx」。

オリジナルスピーカーのエンブレム「Phung Thien SS」。

店の名前は「Phung Thien SS Gallery」、店が手狭になってきたので二階を店舗用に改装中とのこと、このご時世に会社の業績は大変に好いのだと日本贔屓の女子店員さん、高級品を求めてくる金持ち階層を掴んでいるそうだ。

レタイトー通りの歩道に戻ると、歩道に突き出た青い看板が目についた。『あっ、ベンツのロゴマークが流れてる!』と思ったらANZ(オーストラリア・ニュージーランド)銀行の営業時間を表示している看板だった。

崩れたベンツのロゴマーク。

昼に食べ過ぎたと思っていたが 「Pho 10」 でビールと牛肉フォーで夕食。フォー30,000VND(約120円)、ビール15,000VND(約60円)。空いているテーブルが無かったので一人客の若い男性の前に相席させてもらったら日本からの旅行者だった。
食べながらポツリポツリと話をしたが、奥さんと小さな子供を家に残して一人で旅に出てきたという気持ちの好い青年だった。

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