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  2011年8月:ハノイ
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ハロン湾ティエンクン洞

【8月8日(月)】ハロン湾

6時過ぎに散歩に出る。
リークオックスー(Ly Quoc Su)通りにある李国師寺の門が開いたばかりのようで、数人のお年寄り女性が中に入っていった。

朝の李国師寺。

その先の四つ角ではバラを花束にして売っていた。一束20,000VND(約80円)。話しかけてみたら照れるばかり、やっと上げてくれた顔だが視線をこちらに向けてくれなかった。

今朝切ってきたバラなのだろう。

ホテルや李国師寺のあるブロックをハンガイ(Hang Gai)通り、フーゾアン(Phu Doan)通りと回ってホテルに戻る。そのままロビーで頼んだ朝食はヨーグルトとシリアルにコーヒー。

8時前にロビーに下りるとツアーガイドがピックアップに来ていた。時間通り。
ハロン湾(Vinh Ha Long)一日ツアーの参加メンバーはマレーシア、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカから来た観光客達。

市内を出ると直ぐに田園風景が続く。

畑の一角に造られている墓地。

日本とは違う山並みが見えてきた。

大きな土産物センターで休憩。
ガイドが20分休憩というので時間を見計らって戻るとバスが待っている。急いで乗り込むと座席は見知らぬ人ばかり。
座席に座る一人から 『貴方は違うグループですよ』と言われ慌ててバスを降りる。バスのフロントガラスに貼ってあるステッカーをもう一度確認。確かに乗ってきたバスと同じツーリストのステッカーだ。

乗ってきたバスもグループの他のメンバーの姿も周囲に見当たらない。先ほど下りたバスの運転手に『同じツーリストなんだから、空席があったら乗せて行け』と交渉したが空席はないという。そうこうしているうちに集合時間を30分も過ぎてしまった。何とも簡単に置き去りにされてしまったのか。

先ほどのバスの添乗員が来て『貴方のバスは後から来ますよ、土産センターの背後にいます』と言うので少しホッとして確かめに行った。バスは洗浄中だった。
戻って来たバスは告げられた時刻を45分も過ぎている。ベトナム時間なのかツアー時間なのか、随分とあわてさせられた一幕だった。

土産物センターで休憩。

土産物センター内。

バスで隣り合わせたのはオーストラリアから来たというJohane(ジョアン)さん。
成り行きで東日本大震災の話になった。オーストラリアには地震がない代わりに、干ばつと集中豪雨が年単位で繰り返され、どうにもならないと嘆いていた。一昨年までの10年間は干魃が続いて大変だったが、昨年からは豪雨続き、これはこれで別の大変さがあり、未だ数年はこの雨が続くのだという。

3時間余りの退屈なバス移動もようやく終わりバイチャイ(Bay Chay)にあるベンタウ・ズーリック(Ben Tau Du Lich)の桟橋前に到着。

同じツアーに参加したメンバー達。

桟橋前でグループの編成替えがありガイドも変わった。ハロン湾で宿泊するツアー参加者を分けて他のグループとまとめたようだ。

桟橋前の混雑。

ハロン湾クルーズ船がひしめく桟橋。

クルーズ船に乗って湾内に出発。

帆をあげたクルーズ船はこの一隻しかいなかった。

座った席には先客のアジア人カップルがいたので声をかけて同席する。
飲物を売りに来たので缶ビールを頼むと、釣り銭がないのでちょっと待てと言って釣り銭をとりに行ってしまった。 しばらくして戻ってきてビールをテーブルに置いたなり代金を受け取らない。聞いてみたら同席のカップルの男性が払ってくれていた。気が利いたことをする。彼らはマレーシアから来ているという。男性はBryant Leeくん、マレーシアでツアーガイドの仕事をしているそうだ。

Bryantくんとお連れさん。

出港して間もなくテーブル毎に提供されたランチはホーチミンのメコンツアーのランチよりも数倍よかった。

この後にも数皿の料理が運ばれてきた。

ハロン湾(Vinh Ha Long)を漢字で書くと「湾下龍」になる。
ハノイから東に170 km、トンキン湾の北西部にある湾で、湾内にはその数3,000とも言われる大小の奇岩と島が浮かぶ。Ha Longのいわれは、かつて中国がベトナムに攻め入って来た時に、龍の親子が現れてこの敵を破り、口から吐き出した宝石が湾内の島々になったという言い伝えだという。1994年に世界遺産に登録されている。

これぞハロン湾ダ!

旅行パンフレットやガイドブック、ポスターなどで目にしてきたハロン湾の写真と、ここが「海の桂林」と呼ばれていることから、もっとシットリとした景観を想像していたが、なんとアッケラカンとした光景だ。

養魚場でクルーズ船を下りて手漕ぎの小さな漁船に乗り換え、養魚場の周辺を周り、小さな洞窟を巡って周遊。この周遊はオプションで漁船の漕ぎ手に直接100,000VND(約400円)払う。他にレンタルのカヌーを借りて自分で漕ぎ出すツアー参加者もいた。

島影に浮かぶ養魚場で小さな漁船に乗り換える。


養魚場で働く人達の海上生活の場、海上村。


レンタル・カヌーの後ろは海上村の学校。

ここは確かにクルーズ船では入れない。

洞窟をくぐり抜ける。

洞窟を抜けると周囲は切り立った岩壁だった。

クルーズ船に戻り湾内をダウゴー(Dau Go)島に向かう。

ゆったりしたクルーズ船内。

ハロン湾の典型的な風景。

ハロン湾の典型的な風景、その二。

200,000VND札の裏に描かれている島。

闘鶏島(ホン・カップ・ガー/Hon Cap Ga)。

ハロン湾ティエンクン洞
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