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2011年8月:ハノイ 8月5日┃8月6日┃8月7日┃8月8日┃8月9日┃8月10日┃8月11日┃8月12日┃8月13日┃地図 ホーチミン廟・ホーチミンの家・一柱寺│鎮武観│鎮国寺・舘使寺 【8月7日(日)】鎮武観 ホーチミン廟前で見つけた"Cafe 108"で一休み。
行く先が決まったところで喫茶店のスタッフ嬢に道を確認してもらってから店を出る。
ホアンハオタン通りを今度は西湖の畔を目指して東進。途中で通りかかった大きな公園はホーチミン廟の裏手からここまで広がる「ハノイ植物園」だが、見学はパス。
ホアンハオタン通りからタインニェン(Thanh Nien)通りに曲がった角に目指してきた「鎮撫観」(デン・クアン・タイン/Den Quan Thanh)の白い門が建っていた。拝観料3,000VND(約12円)。
11世紀の李朝時代にタンロンの東の守護祠として建てられた白馬最靈祠と共に北の守護祠として建てられたのがこの「鎮撫観」。北の敵を討って国を守ったと言われる玄天鎮武神が祀られている。
正面の祭壇前に建つと社殿の左右の白壁から虎と龍がこちらを見ている。玉山祠の入口にも龍虎が彫られていたが、やっぱり虎が生き生きしていなかったな。
社殿の外装は堆朱を思わせる見事な赤。祭壇の上に掛かる『鎮撫観』の扁額まで同じ色だ。
扁額の奥には手の込んだ木彫りが掛けてある。木彫りの下に小さく一列で『光諸歳次癸巳吉旦 沐恩弟子瑞光堂花燈會衆信敬送』 と彫ってあるのが読める。「恩」を上げて彫ってあるが特別な意味があるのだろう。
正面祭壇の直ぐ奥には二本の大きな赤いロウソクに挟まれるようにして八種類の槍が、その奧には二羽の鳥(鷺、鶴?)が向きあっている。嘴の形は違うが祭壇前の二羽の鳥は玉山祠にもあった。日本の寺社では見た記憶がない。
一番奥の祭壇中央に鎮座するのは高さおよそ4 m、重量約4トンの玄天鎮武神。
玄天鎮武神が祀られている祭壇の左右にそれぞれ武人と文人が祀られている。残念ながら誰と誰なのかは不明。
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