【8月20日(月)晴】林百貨店
地図を見たら林百貨店は直ぐ近く。
重慶寺から中正路に出て忠義路二段を渡ると交差点の角に建つ古風な建物がそれだ。
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林百貨店。 |
レトロな雰囲気に惹かれてくるのだろう、若い人の姿が多い。
エレベーターも昔ながらの針表示。定員5人のそのエレベーターで屋上まで上がる。
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この間口で五人乗り。奥行きが1.5人分しか無い。 |
エレベーターを最上階で降りた所は屋上ではなく五階。
五階は「台南好実味」というテーマの階。目の前に台南小吃の代表格「茂記黒豆花」があったのでここで休憩。
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さしずめ台南の甘味処「茂記黒豆花」。 |
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「茂記黒豆花」の店内。 |
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店内の片隅にあった昇れない鉄梯子。 |
「茂記黒豆花」の紅豆黒豆花は40元(144円)。
豆花は豆腐の仲間で豆腐よりも遥かに柔らかいプリンのようなデザートで黒豆花は黒豆を使った豆花のことだが、出てきた豆花は黒くない。
器の中で豆花を半分覆った餡も甘過ぎず、素朴な甘味で人気が高いらしい。
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紅豆黒豆花。 |
狭い階段で屋上に出ると鳥居らしいものが見える。祀られているのは産業の守護神とされている「末広社」神社。鳥居の形が奇妙だが下の梁(貫)だけが残り、上の部分(島木)は無くなってしまったのだろう。
林百貨店が開業した1932年当時には未だ祀られていなかったが、それから半年後の1933年5月に創建・披露されたらしい。
当時は一般に公開されていなかったようだ。台湾の商業ビルに現存する唯一の屋上神社。
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林百貨店屋上に祀られた神社「末広社」。 |
末広社の隣、煉瓦敷きの階段の上に建つ八角形の棟屋はエレベーターの機械室だった。
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こちらはエレベーターの機械室。
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中正路の西方向。 |
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中正路の東方向。真下は忠義路二段との交差点。 |
階段を利用して一階ずつ降りて館内を一回り。
各階毎にテーマを設けて商品やサービスを陳列していた。
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4階は「台南好文化」。イベントホールやコーヒーショップがあった。 |
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3階は「台南好時尚」。台南ファッション・フロアーだ。 |
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2階は「台南好設計」。台南手作り雑貨や工芸品が並んでいた。 |
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1階は「台南好客丁」。台南の特産品や土産物が並んでいる。 |
中正路、中山路を経てホテルに戻り、夕方まで写真整理、外は雨。
7時近くになったのでパラパラ降る中を再發號で夕食。
肉粽50元(180円)、乾麺40元(144円)、酸梅湯20元(72円)。酸梅湯は甘過ぎた。
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肉粽、酸梅湯、乾麺。 |
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