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2018年8月:台南 8月16日┃8月17日┃8月18日┃8月19日┃8月20日 8月21日┃8月22日┃8月23日┃8月24日┃8月25日┃地図 西羅殿・成功大学│延平郡王祠│臨水天人媽廟・五妃廟│大南門・孔子廟│友愛街界隈│林百貨店 【8月20日(月)晴】延平郡王祠 衛民街から興華街、萬昌街、府前路一段を経て延平郡王祠へ。
延平郡王祠は鄭成功を祀る祠で周囲は公園になっている。
永暦16(1662)年に安平でその生涯を閉じた鄭成功の事績と人柄をたたえるために、同年、彼を慕う人達によって「開台聖王廟」として建立され、その後の社会情勢の影響を受けてその名も開山王廟、明延平郡王祠、開山神社、そして再び延平郡王祠と変遷している。
上の写真の更に左手に照壁と香炉の形をした修復記念石炉がある。
照壁と修復記念石炉の真向かいに、横梁中央に国民党の紋章「青天白日」を載せ「忠肝義胆」と刻んだ碑坊と、その奥に延平郡王祠の正門(三川門)がある。
碑坊の石柱には白崇禧(1893~1966)による「孤臣秉精忠五馬奔江留取汗青垂宇宙」(右柱)、「正人扶正義七鯤拓土莫将成敗論英雄」(右柱)の対聯が刻まれている。
説明板を読んでいておかしな仮名を見つけた。
碑坊の奥の正門には「前無古人」の扁額がかかっている。
正門を入ると中庭、正面が1947年から1963年に掛けて改修作業が進められ、1964年に完成した正殿。
正門を入って直ぐ右側が甘輝将軍祠になっている。
甘輝将軍は中国福建省海澄の出身、小柄ながら戦に長けていたという。印を持つ像から印官と呼ばれる。
正門を入って左側にあるのが張萬禮将軍祠。
張萬禮将軍は福建省平和出身で張要が本名。剣を持つ像から剣官と呼ばれる。
甘輝将軍祠の前に続く東廡(庇/実際は北側の回廊)、張萬禮将軍廟の前に続く西廡(庇/実際は南側の回廊)には鄭成功の文臣や武将の位牌・儀仗などが祀られてる。
東廡の一番奥に古い井戸があるが、正殿改修時に使われた井戸とも思えず、この井戸の由縁が不明。あるいは鄭成功ゆかりの井戸の地上部分だけを何処からか持ってきただけなのか?
東廡から正殿に入る。
祭壇に祀られた鄭成功像は台湾の彫刻家・楊英風(1926 - 1997)が当時の台湾省立博物館に収蔵されていた肖像画をもとに1961年に完成したもの。
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