【5月1日(土)】百年老楊生煎王
多倫路、横浜路を回りホテルで一休みした後、遅くなった昼食をとりにホテル前の海倫西路に行く。
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両側に小吃屋が並ぶ海倫西路。 |
お目当ては「燕皮餛飩」
から数軒先で見つけた「百年老揚生煎王」
。お世辞にもキレイとは言えない店だが、昨夜、楊海鯉さんが声をかけてきた店だ。何を売る店だか分からない小さな店だが流行っているらしい。
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百年老揚生煎王。 |
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名前を聞いたが忘れてしまった生煎師。 |
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カウンター席が10席ほどの店内。 |
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店内の片側で生煎の皮を作っていた。 |
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カウンター席の反対側が厨房になっている。 |
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メニューはこれと… |
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…これだけ。
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生煎(Shengjian)は上海の特有の小吃だと楊海鯉さんが教えてくれた。大きめの小籠包を蒸さずに逆さにして焼いたものと思えば
いい。焼きたての熱々をレンゲに載せ特製のタレ(酢醤油)をつけて食べる。気をつけないと肉汁で口の中を火傷する。
メニューの最初にある老楊生煎は『楊さんの生煎』くらいの意味だろう。熱々の生煎は肉汁が美味い。もちろん中の肉も脂っこくないので食べやすく、最後に口
にするカリカリに焼けた皮の食感が心地いい。4個という数もちょうどいい量だ。
すっかり気に行ってしまい、以後、ここに通うことになった。この界隈では人気があるらしく店の外では焼き上がるのを待つ人もいた。
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生煎は4個セットで4元(約56円)。 |
生煎と一緒にスープを頼むのだが来る度に日替わりでメニューの端から頼んでみた。
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百合葡萄冰凍緑豆湯は冷たい豆の甘いスープ。
4元(約56円) |
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牛肉湯。字の通り牛肉のスープ。4元(約56円)。 |
三回目に頼んだのが鶏鴨血湯。鶏鴨血湯は字のとおり鶏やアヒルの血を固めて豆腐のようにした
もの。堅さは豆腐とこんにゃくの間くらいで匂いもなく食べやすい。香菜もたっぷり入っていて香りもいい。肝心の湯はホンノリ辛めのさっぱりスープで体にも
良さそう。このスープが一番美味しかった。以後、注文は生煎と鶏鴨血湯に固定された。
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鶏鴨血湯、4元(約56円)。 |
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百年老揚生煎王のオーナー、楊海鯉さん。 |
楊海鯉さんはこの近くで他に二店小吃屋をやっているらしい。その内そちらにも行ってみよう。
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