【5月9日(月)】祇園
混雑するゴールデンウイーク明けを狙って京都行き。未だ見たことが無い琵琶湖にも行く予定だ。
9時30分過ぎに家を出る。
いつもごった返している新幹線中央改札口前の駅弁売り場の前も、連休明けの月曜日とあってか今日は人が少ない。
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人が少ない新幹線中央改札口前の弁当売り場。 |
それでも「のぞみ51号(東京駅発11時13分、京都着13時33分」の車内はほぼ満員。
当然かもしれないが周りの座席は殆どがスーツ姿のビジネスマンだ。
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のぞみ51号には700系の車輌であることを示すステッカーが貼られている。 |
定刻の13時33分に京都駅に到着。
宿泊はウエスティン都ホテル京都。
八条口からホテルの送迎バスに乗る。
送迎バスを降りると新緑の香りが辺に漂う。ホテルは地下鉄の蹴上駅の直ぐ側にある。
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ウエスティン都ホテル京都。 |
チェックインの際に、予約していた部屋を格安でランクアップできるサービスがあるというので部屋を変えてもらった。
部屋の外に続く広いベランダは見晴しがよく、小さなテーブルと畳まれた緑色のパラソルがおしゃれだ。
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部屋の外に続いているベランダは植え込みのツツジの花がアクセントになっていた。 |
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ベランダの角に置いてある椅子で持っていった本を讀みながら一休みしてみた。 |
タクシーで八坂神社前に出る。
八坂神社前の東大路通を新橋通に入り花見小路通りを横切って祇園新橋に抜ける。
祇園新橋から西の新橋通は人通りも少なくしっとりとした趣のある街並みが時間の流れを止めて見せている。
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白川に架かる祇園新橋と川沿いに立ち並ぶ料理屋の黒ずんだ壁。
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祇園新橋を渡ったところにある小さな祠は狸を祀った辰己大明神で、芸事の神様として界隈の舞妓さん達の信仰を集めているという。
辰己大明神を左に進むと白川に沿った白川南通り、右を行けば新橋通だ。
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辰己大明神。 |
白川通りに架かるもう一つの橋は切り通しに続く巽橋(たつみばし)。
手前の赤い柵には寄進者の名前が並んでいた。
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白川に架かる巽橋から切り通しを覗く。
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切り通し入口。青々とした柳と濡れたような石畳が懐かしさを誘う。 |
辰己大明神を右に進む新橋通で2002年6月に訪問した金沢の「ひがし郭茶屋街」を思い出した。
黒ずんだ家並が続く通りはどの店も開店前のせいか人も無くひっそりとしている。
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人通りのない新橋通で金沢のひがし郭茶屋街を思い出した。 |
日も暮れ始め歩き疲れて頃はよし、先ほど通りかかった時に予約の必要は無いと確認しておいた「祇園いし田」まで戻り夕食にする。
薦められた伏見の酒と会席料理で人心地が戻った。
少し早めの時間に店に入ったせいだろうか、目の前では板前さんが大きな真鯛をさばいている。数十枚はあったろうか、かなりの数だった。
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調理師さん達の丸刈り頭が男っぽい雰囲気を作っている「祇園いし田」の店内。 |
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入口もゴツッとした印象の「祇園いし田」。
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食後は四条道リに出て「よーじや」を覗き、祇園バス停前の「珈琲カトレア」の看板にひかれて入る。
コーヒーを飲みながら先ほどの料理の余韻を楽しむ。
着物を着たカトレアのオーナーが店内の空気をさらにレトロなものにしていた。
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「珈琲カトレア」の店内。 |
ホテルに戻ってから館内を探訪する。
メインバー「Moon Light」入口前に据えられたディスプレイがその一角を黄色く照らしている。
仄暗いホテルの廊下を通り抜けてきた眼にはそこだけが浮かんで見えた。
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周囲を月光に照らされた世界に変えていたディスプレイ。 |
折角なので「Moon Light」でカクテル三昧と行くか、と開いているドアから中を覗くとテーブル席にもカウンターにも客がいない。
長いカウンターの真ん中に座り二人のバーテンダーと1時間あまりおしゃべりを楽しんだ。
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酒壜型の照明が目の前のカウンターを華やかに照らす。 |
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