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  2018年4月:成都
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天府広場金沙遺址博物館(遺跡館)金沙遺址博物館(陳列館)鰍香杜甫草堂

【4月29日(日)晴】金沙遺址博物館(遺跡館)

金沙遺址博物館へ行くには、ガイドブックによるとバス利用となっているが、新しい地下鉄の路線図には最寄り駅がある。

経路は三通りあるようだが、一度の乗換が好いのか、二度が好いのか、判断できなかったので天府広場駅のホームでベンチに座っている小母さんに訊いてみると、羅馬市站で四号線に、文化宮站で七号線乗換の二度乗換を勧められた。

金沙遺址博物院へ。ガイドブックのアプローチ情報が全く役に立たない。

金沙博物站から5分ほどで博物館の正門前に出た。入館料80元(¥1,520)。

監査博物館の入館券。

博物館の塀の切り文字。

門を入っても博物館の建物が見えない。
館内を循環していると思われる電気自動車がやって来た。

館内を循環しているらしい電気自動車(左)。

電気自動車は利用せず徒歩で進む。

門を入るとス広い林の間でプリンクラーが忙しげに首を振っている。まるでゴルフ場のようだ(もっともゴルフをしたことは無いのだが)。

ゴルフ場のような緑。

緑を背景に金ピカのモニュメントが建っている。
説明板が無いので、この時はこれが何を意味しているのか分からなかったが、青銅館の第四陳列室まで行って、これが「太陽神鳥金飾」を模していることが分かった。

「太陽神鳥金飾」碑。

関内に設置されていた案内図によると、図の上部、東大門から入館しているようだ。

金沙博物館案内図(案内図をクリックして拡大表示)。

遺跡館から見学。
遺跡館が平たいのは金沙遺址の発掘現場を覆うように建てられているから。

ずいぶん平たい遺跡館。

2001年2月に下水道工事の際に偶然発見されたこの遺跡は、殷周時代の古代四川文明(古蜀文明)のもので、三星堆文化との関連性が指摘されており、BC1200〜500年の代表的遺跡として認められている。

広いピロティに設けられた館内への入口(左端)。

遺跡館の内部は西安の兵馬俑よりも規模は小さいが、遺構は整然としている。
地表を掘り下げてある一帯が見下ろせる。

格子状の遺構が特徴のようだ。

角度を変えると整然と彫られた遺構の様子がよく分かる。

用意されている遺跡上の通路を辿って往くと『ここで〇〇が発掘された。』などの説明板もあり、発掘当時の興奮が想像される。

発掘された遺物のパネルが並ぶ遺構。

黄金のマスクが発掘されたのはここ。

遺構の奥から入口方向を見る。

遺跡館の一番奥はフローリングになっていた。

フローリングの床の片隅に ガラスを嵌め込んだ一郭があったので覗いたたら、床下に大きな木の根が見える。化石らしい。

説明板によれば、この化石は3000年前のガジュマルの木の根で、高く生い茂ったこの木の根は100平方メートルの範囲に及んでいたそうだ。

3000年前のガジュマルの木の根の化石。

遺跡館出口近くで人が並んでいるので近づくと金沙時代をバーチャル・リアリティで見せる双眼鏡型のディスプレイだった。

『この中国初の床置き式VR(バーチャル・リアリティ)装置は、仮想ディスプレイ・システムに最新のVRディスプレイ技術を採用して、コンピュータが生成する3000年前の金沙時代の地上の様子をアルタイムの三次元動画として見せてくれる』と説明板にある。

一人5分ほどかかっている。
どの列も十人ほど居るが面白そうなので列に加わった。

モニターを左右に動かすと、それに連れて双眼鏡内のディスプレイの動画も視野外を見ることができる、好くできたプログラムだった。映像はこの遺構とはリンクしていなかった。

バーチャル・リアリティで金沙時代を覗く。

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