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  2018年4月:成都
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天府広場金沙遺址博物館(遺跡館)金沙遺址博物館(陳列館)鰍香杜甫草堂

【4月29日(日)晴】金沙遺址博物館(陳列館)

遺跡館を出て川を渡ると低く眩しいコンクリートの屋根が見えるのが青銅館。

橋の向こうに見える青銅館。

青銅館の前を流れるのは成都市内を北西から南東に流れる模底河。

橋の下は模底河。

金沙遺跡からの出土品を陳列・展示している青銅館も地を這うような印象の低い建物。

青銅館正面。

館内一階ロビー。

陳列室は二階、一階、地下一階の順に見て行くようになっているので、二階の第一展示室から回る。

【第一展示室(二階)/太鼓の故郷】
大型のパノラマで金沙時代の自然環境と生態、生活の様子を見せてくれる。

第一展示室入り口。

メインの展示は太古の自然を再現した大きなパノラマだ。

太古の様子を再現したパノラマ。

当時の生態が再現されている。

当時の生活の様子。

【第二展示室(二階)/王都の面影】
出土品や復原した情景の展示で、蜀時代の社会生活の様子をうかがうことができる。

第二展示室入り口。

この展示室はパネル展示がメイン。
この遺跡で100戸余りが見つかったという、一般的な民家の模型が展示してあった。
一戸あたり20平方メートル程の広さで、骨組みは木あるいは竹、壁は泥壁。

当時の一般的な民家の模型。

【第三展示室(一階)/不滅の天地】
金器・玉器・象牙・卜甲など金沙時代の祭祀用具と、その時代の精神世界が展示してある。

第三展示室入り口。

入口を入るとこの展示室は他の展示室よりもずいぶんと照明を落としている。

全体の照明が落とされている第三展示室。

◆ 銅製立像。
ガウンを羽織り、頭には太陽を模した冠をつけ、両手は環を抱え持つ様で、表情には威厳が見られる。祈祷師の像だと思われる。
この像の形は三星堆遺跡で発掘された、より大きな青銅立象と非常によく似ている。

祈祷師像。

◆ 象牙
金沙遺跡からは一トン近い象牙と数千本の猪の牙、鹿の角が出土している。 象牙は古蜀人が天地の神に捧げた重要な祭礼品であった。

象牙。

◆ 座人石像

座人石造。

◆ 石虎

石虎。

【第四展示室(一階)/太古の宝物】
金沙遺跡を特徴づける太陽神鳥・金飾・金冠帶・金面具・玉琮・石人・石虎などが展示されている。

第四展示室入り口。

◆ 金面具
現在、中国国内で最も大きく保存状態が良い金面具。 ブロンズあるいは木製の人頭像に被せたと思われる。金面具は古蜀時代の文明の宗教文化の発達状況と、その古蜀時代人の黄金崇拝の様子を示している。

金面具。

◆ 石虎
蛇紋石で作られている。石の縞模様を虎の皮の模様に上手くなぞらえている。口内と耳は鮮やかな朱色に塗られていた。遺跡から発掘された多数の石虎は当時の人達が虎を崇拝していたことがうかがえる。

蛇紋石の石虎。

◆ 跪く人石像
両手を後ろで縛られ、背中には三つ編みにされた長い髪が腰の辺りまで刻んである。金沙遺跡から石蛇・石虎・環状玉などと一緒に、類似の石像が12体発掘されている。このことからこれたは祭祀用具であったことが分かる。

跪く人石像。

背中に刻まれた長い髪。

◆ 十節玉琮
十の層が刻まれ、それぞれの角には簡素化された人面が、上部の面には神人のシンボルが彫ってある。この玉の材料、技法、形、模様は金沙遺跡から出土した他の玉琮とは完全に異なっている。浙江良渚文化晩期の玉琮との類似点が多いことから、この二つの地域は早くから交流があったと考えられる。

十節玉琮。

◆ 太陽神鳥金飾
金沙遺址博物館に入館して直ぐに出会ったモニュメントの、これがモデル。祭祀用品で成都市のシンボルになっている。
説明板には名前以上の説明は無いが、外径は12.5センチメートル、内径は5.29センチメートル、厚さは0.02センチメートル、重さは20グラムの透かし彫りになっている。
中央の太陽の周りを反時針の方向に飛ぶ四羽の神鳥は、頭と足がでつながように並んでいる(人民中国「コラム:長江文明を訪ねて」より)。

太陽神鳥金飾。

【第五展示場(地下一階)/金沙を読み説く】
金沙の背景・起源・失われた暮らしぶりなど、数々の謎を含む歴史を要約・展示している。

第五展示場入り口。

◆ 十二橋遺址干欄式建築模型

十二橋遺址干欄式建築模型。

地下の特別展示室ではローマのポンペイ遺跡展開催中。まさか成都でポンペイ遺跡展を見ることになるとは思いもしなかった。

ポンペイ遺跡展入り口。

三千年前の長江文明から一気に一世紀のローマ文明へ。

三千年の時空を跨いだ展示室。

プロジェクション・マッピングで地震を再現しているコーナーがあった。

◆ 男性詩人半胸像
詩人像。高さ48センチメートル。
紀元前四世紀から紀元前三世紀のギリシャ彫刻のレプリカ。

男性詩人半胸像。

◆ 球形青銅油壺(アリュバロス)

球形青銅油壺。

◆ 円口大酒壺(円口オイノコエ)

円口大酒壺。


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