【8月20日(火)】チェンマイ市芸術文化センター(Chiang Mai City Arts & Cultural Centre)
ホテルで昼食を済ませてから出かけようと思い、中庭横のダイニングルームに行ったら客があふれかえっている。そのほとんどが他のホテルに泊まっている中国からのツアー客なのだそうだ。
ホテルでの昼食は中止。
ハーバーの前からソンテオで旧市街中心、プラポクラオ通り(Phrapokklao Road)にあるチェンマイ市芸術文化センターへ。30THB(96JPY)。
芸術センター前に着いたのがちょうど昼時、芸術文化センター前の食堂が賑わっているので入ってみた。
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高校生が固まって入っていった“Noodle Soup”。 |
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女子高生はどこも一緒、にぎやかだ。 |
女子高生の隣のテーブルが空いた。彼女たちの視線を受けながらセンミーを注文する。35THB(112JPY)。
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使い回しの箸も気にならなくなってしまった。 |
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はやる店らしい。 |
食堂を出るとパラパラと降り出してきた。
チェンマイ市芸術文化センター前の広場に建つのはチェンマイ建設にゆかりの深い三人の王像(Three Kings Monument)。
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三人の王像と背後のチェンマイ市芸術文化センター。 |
中央に立つのがチェンマイを建設したメンラーイ王、その左がパヤオ王国のカムムアン王、右端がスコータイ王国のラームカムヘーン王。チェンマイ王国の建国と町の建設に力を合わせた三人が協力を誓い合っている様子を現している。
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左からカムムアン王、メンラーイ王、ラームカムヘーン王。 |
三人の王像の背後にある白壁の優雅な建物は1924年に建設されたもので市や県の役所として使われてきたが、現在はチェンマイ市芸術文化センターとしてチェンマイの歴史や文化を紹介する博物館になっている。入館料は付属施設の入館料も含めて180THB (576JPY)。
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博物館の入館券。 |
入館して薄暗い奥のドアを抜けるとアトリウムが明るい。
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洒落た空間を提供しているアトリウム。 |
館内には、チェンマイ市建設の様子や仏教、ビン川沿いでの生活、周辺に住む山岳民族の様子などを紹介する多数のジオラマや模型、ビデオが展示されていた。
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入り口を入って直ぐの展示。 |
ジオラマの説明がタイ語だけなので、詳細が分からず残念。
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仏塔建設の様子を示すジオラマ。 |
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集落の集会? |
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王様の行幸? |
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寺院での礼拝の様子? |
トンネルから出てくる機関車の展示がおかしい。この煙突じゃトンネルをくぐれないだろう。
この展示はチュラロンコーン王の治世下、1907年から1917年にかけてランプーン県マクター地区とランパン県ハンチャト地区にまたがるクン・タン山に掘られたトンネルと蒸気機関車の模型。
工事はドイツ人技術者H.ハイゼン・ホファーの指導で行われたが、マラリアやチフス、落盤で命を落とした労働者が多数出たと説明にあった。
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トンネルより高い機関車の煙突。 |
階段で2階に上がる。
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2階の階段ホール。 |
階段ホールの壁に沿って並んだ展示ケースから。
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中央の壺に中東の影響が見えるが、展示の趣旨が分からない。 |
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宝庫のシンボル “Wa Yu Puk Bird” |
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ビン川沿いの村を再現しているジオラマ。材木を運ぶ像が見える。 |
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いつの頃の様子なのか家内工業を再現している展示。 |
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これも時期が分からないが生活の様子を再現している。 |
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同上。 |
カレン(Karen or Sgaw/Pakakayau)族の女性は母から娘に伝えられる機織りに秀でている。家族や客のために織られた掛け布は家族の誇りとされている。
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機を織るカレン族の女性。 |
高床式のアカ(Akha)族の家は床下で馬やラバ、水牛など大型の家畜を飼っている。
その内部は二区画に分かれていて前室は男性用の部屋で応接室を兼ねている。後室は女性用の部屋になっている。
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アカ族の家の模型。 |
展示室を出ると、雨粒が大豆ほどの大きさじゃないかと思わせるスコールだ。館内にいたお陰でぬれずに済んだ。
最後の展示室はタイ皇室の歴史展示だったがタイ語オンリー。
スタッフが近づいて来て展示パネルの内容を順を追って丁寧に説明してくれた。現王の祖母が偉大な女性だったというブンコット(Boungkot Mahayotsanun)さん。物静かな日本人が好きだと言ってくれたのは賑やかで傍若無人な中国人観光客と比べてのことらしい。
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展示パネルの内容を丁寧に説明してくれたブンコットさん。 |
全ての展示を見て終わった頃にはスコールも上がっていた。
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芸術文化センターの中庭と展示棟。 |
芸術文化センターの裏に回ると苔むした仏塔が建っていたが由来は不明。
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芸術文化センターの仏塔。 |
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