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2009年4月:バンコク 4月21日┃4月22日┃4月23日┃4月24日┃地図 チャオ・プラヤ川│ワット・プラケオ│王宮│ワット・ポー│ワット・アルン 【4月22日(水)】ワット・プラケオ タ・チャーン(Tha Chang)船着場でエクスプレス・ボートを下りて屋台が並ぶ一角を抜けると、目の前にナ・プラ・ラン(Na Phra Lan)通りが真っ直ぐに伸びる。
この仰々しいほどに見事な寺院を見学するための入り口ウィセートチャイスィー門はとても小さな門だ。
入場料350THB(約1,000円)。ワット・プラケオ、ウィマンメーク宮殿、タイ王室紋章・コイン博物館の入場料が含まれている。
ワット・プラケオの入り口で『日本からですか?』という問いかけと同時に日本語のガイドマップを手渡してくれた。
入り口を入ると正面に右膝をたてて座っている野ざらしの仙人像がある。薬の調合に秀でた仙人ルーシーの背後にはきらびやかなエメラルド仏寺院本堂の一部やホー・プラ・ラッチャコラマーヌソーンも見える。
エメラルド寺院を囲む回廊に描かれたラーマキエン物語、前回来たときは修復作業中だったが今は修復も終わり金彩が鮮やかに光る。
本堂の真向かいの一段高いテラスの上はウィセートチャイスィー門を入って直ぐの、緑の芝生の向こうに見えたプラ・スィー・ラッタナ・チェーディー、プラ・モンドップ、プラサ-ト・プラテープ・ビドーンが載っている。
寺院内から三つの尖塔がきれいに並んで見える位置がなく、ウロウロ探している間に効率よく見て回れる順路は何処かにすっ飛んでしまった。
金色に輝く尖塔は仏舎利塔プラ・スィー・ラッタナ・チェーディー。仏陀の遺骨が納められている。
中央の尖塔はワット・プラケオの創建と同時に作られたプラ・モンドップ。出入り口は外敵の侵入を防ぐ鬼(ヤック)と蛇(ナーク)に守られている。堂内は非公開で三蔵経トリピタカが収められている。
プラモン・ドップの前には19世紀末にラーマ4世が造らせたアンコール・ワットの精密な模型がある。
三つ目の尖塔は十字型に建てられた王室専用のプラサ-ト・プラテープ・ビドーン。今はラーマ1世から8世までのチャクリー王朝歴代の国王像が収められているが、エメラルド仏を安置する目的で建てられたという。
プラ・スワンナ・チェディの台座の縁で仏塔を支えているのはラーマーヤナ神話に登場するという悪魔と猿神達。
プラサ-ト・プラテープ・ビドーンの階段脇に金色の半人半獣像が建つ。歌や踊りが得意な天の男性楽人キンノーンと女性楽人キンリーだ。
テラスの四隅は緑色の小さな尖塔で飾られている。周囲がキンキラキンなので地味な存在だがきれいな小塔だ。
テラスの北側で階段を下りると目の前がウイハーン・ヨート。巨大な蛇神ナークを祀ってあるそうだ。尖塔部分の見事な装飾には中国製のタイルが使われている。
エメラルド仏寺院本堂は金色で縁取りされた紺色の屋根と、その屋根の先端を飾るチョーファーが印象的。本堂内には翡翠製の高さ66cmという小さな仏像が安置されている。前回は本堂内に入って拝観したが本尊まで遠すぎてよく見えなかったので今回は拝観しなかった。
ワット・プラケオ東端にはプラサ-ト・プラテープ・ビドーンの尖塔部分だけを大きくしたような塔が並んでいる。いずれもタイルで装飾された仏塔で八基が一列に並んでいる。
今回も見落とした所があるワット・プラケオだが、南側で回廊の外に出る。 |