【10月10日】仔魚蝦烤坊
7時過ぎに起床。
カーテンを引くと薄日が差している。
ベランダからは長く伸びるSollo IIの中庭ガ見える。ベランダから左右に見える建物は宿泊している棟とコの字形に繋がっている。昨夜この建物の内部が広いと感じたのもこれで納得。
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部屋のベランダから中庭を見下ろす。左右は棟続きの建物。 |
10時半過ぎまで部屋でテレビドラマを見る。
文化大革命の時代を背景にした「熱血軍団」というドラマだった。聞き取りの練習にもならないが時々知っている単語が出てくるのを捕まえる。セリフがスーパーインポーズで流れるのも助けになる。
ドラマを見た後は出かけるつもりで荷造りをする。
北京支社に行こうと思い4階の馬超さんの部屋に声をかけると既に外出の支度を終えた于くんから、Oソフトの田中さんから頼まれたものを買いに行くから一緒に行こうと誘われた。馬超さんに荷物を預かってもらい一緒に出かける。
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カードキーがないと入れないSollo IIの入口。 |
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東興隆街(Dongxinglong Jie)から見えるSollo II(中央奥の建物)。 |
地下鉄で崇文門 (Chongwenmen) 駅から西直門 (Xizhimen) 駅まで行き、西直門外大街(Xizhimenwai Dajie)、北京動物園近くの天楽服装批発市場
(Tianle Fuzhuang Pifa Shichang) までタクシーに乗る。
天楽服装批発市場はアパレル関連商品の卸問屋センターだ。素人お断りの店舗が多く、売ってくれても商品をまとめて買わないと相手にしてくれないと言う。後は交渉次第の出たとこ勝負。
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天楽服装批発市場の入口からは内部の広さを想像できない。 |
内部はミョンドン (ソウル) のミリオレのようだがこちらの方がずっと広い。
バンコクのマーブンクロンセンターにも似た雰囲気だが天楽服装批発市場はもっと専門的で一階も二階も一坪ショップがびっしり並んでいる。
予定していなかったが気に入った革ジャンがあったので購入、350元(約5,250円)。
于くんがあまり強く薦めるのでジーンズも購入した。中国オリジナル・ブランドのジーンズ120元(約1,800円)。
買ったものはどの店も黒い大きなビニール袋に入れてくれる。
この袋がまるっきり日本のゴミ袋と同じ。業者(といっても若い女性が多い)が仕入れた商品で膨れ上がった袋を引きずって人込みをかき分けてゆく姿は、ゴミ袋を引きずっているようにしか見えない。
ジーンズを買った店で写真を撮ったのでメールアドレス交換のために名刺を渡そうと名刺入れを探したが鞄の中に入っていない。どうも昨夜の宏源餐飲で任科くんに電話するのために鞄から出してそのままテーブルに忘れてきたようだ。
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天楽服装批発市場の内部。こんな通路が3本並んでいる。 |
買い物を終えて2時過ぎに東興隆街に戻る。
一休みして北京新世界万怡酒店 (New World Courtyard Hotel) に移動する。
馬超さんの住まいからホテルまでは徒歩でわずか5分。
歩き出したらお腹を空かせた馬超さんが鮨を食べたいという。北京で鮨はないだろうと思ったがつきあうしかない。
新世界中心の前にある北京新世界商場
(Beijing New Wworld Shopping Mall)1階にある「元禄回転寿司」に入る。
馬超さんの大好物だと言うチョコレートを具にした海苔巻きは衝撃だった。3人で120元
(約1,800円)、ビールが高いと于くん。
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北京新世界商場。 |
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元禄寿司入口。 |
3時過ぎにホテルにチェックイン。今年の4月に来た時は未だ改装工事中だったロビーもきれいになっている。
チェックインは1階のフロントではなく16階のExcective Classカウンターでのチェックインだった。
いつもの部屋が取れなかったので出張規定内ということでExcective
Classの部屋を予約してあったようだ。
部屋の様子は従来と変わらないが、恵比寿のウエスティン東京ホテルのExcective Classに泊まった時と同じように午後5時から7時まで専用ラウンジでフリードリンクサービス、朝食も同じラウンジで供される。
さらに部屋でのインターネット接続が無料で繋ぎっ放しというのは有り難い。
部屋に入り直ぐにパソコンをインターネットにつないで書きあがっているブラザーの契約書を東京に送る。
勤務先のSMTPサーバーが悪いのかホテルのネットワークが素直でないのか、メールが送信できたりできなかったりでいらいらしながらメールの処理をする。
6時半過ぎまでメール処理にかかってしまった。
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改装なった北京新世界万怡酒店のロビー。 |
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Excective Classの部屋といっても高階層にあるだけのことだった。 |
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部屋の広さも調度も変わりなし。 |
7時過ぎに于くん、馬超さんとその友人のJian Xinyui (Jane) さんが夕食に出かけようと迎えに来た。
タクシーで東直門内大街(Dongzhimennei Dajie) 鬼街の「仔仔魚蝦烤坊(Ziziyuxia Kaofang)」(東直門内大街213号
北新橋頭条巷口) に行く。
ザリガニの唐辛子油炒めや、ナマズを焼いて唐辛子油で炒めたものが激辛で美味しかった。
そのほか羊の串焼きは今までに食べた内では一番の味だろう。4人でビール代も含めて200元(約3,000円)。
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賑やかな鬼街のネオンを背景に。 |
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お茶目な馬超さんの気配りは結婚アルバム制作という職業柄か? |
馬超さんよりいくつか歳が上だというJaneは、馬超さんのビジネスセンスに一目置いているのだとそっと話してくれた。
時代を見る眼、アイデア、実行力、いずれも見習いたいものばかりだとJaneはいう。
失礼だが若い馬超さんはとてもそんな人には見えないのだ。
同性が褒めるのだから本当なのだろう。そういえば于くんもチョロッと馬超さんの仕事ぶりを褒めていたな。
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Jian Xinyuiは達者な英語使いだった。 |
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仔仔魚蝦烤坊店内。 |
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ザリガニの唐辛子油炒め。 |
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ナマズの辣油炒め。ナマズの皮が美味しっかった。 |
食後はタクシーで前海(Qianhai)に移動。
前にも入ったことのあるディスコ「甲丁坊(Jiazhengfang)」で11時過ぎまで汗をかく。
フロアは我々一行の貸し切り状態だったが帰る頃になってようやく客の姿が増え始めた。
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ディスコテック「甲丁坊」入口(右の青いネオン)前で。 |
タクシーでホテルまで戻って財布を片付けようとしたら鞄の中にない。
どうやら鞄のファスナー付きのポケットに入れたつもりが親鞄の取っ手通しに入れてしまい落としたらしい。
今回の出張に限って財布を持ち歩いていた。
今まで現金は裸で直接ズボンのポケットに入れていたのだがどうしたことだろう。
于くん、馬超さんに心配をかけてしまったが落とした財布の中身は現金が1000元ほどと空港からホテルまでのハイヤー代の領収書、それにホテルのカードキーだけだ。
今回は革ジャンやジーパンを買ったり、名刺入や財布を失くしたりと初体験続きだ。
ホテルのカードキーはフロントで部屋番号と名前を告て簡単に再発行してくれた。
于くんが明日北京で合流する予定になっている上海のビルさんに電話をする。ビルさんは既に今日午前中に北京入りしておりNITSの王さんとの打合せも済ませていることが分かった。
Janeさんに写真を送ってメールの処理をしていたら午前1時を過ぎてしまった。北京に来てから一日もブログが書けていない。
明朝は8時30分朝食、10時代(戴)紅さん訪問。午後は北京支社訪問の予定。
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