【3月2日(水)】慕田峪長城
6時起床。
直ぐに荷造りを済ませ、ダイニングに下りてゆくとBillさん、松田さんも直ぐに下りてきた。
ホテルの移動やNITSとの間で交わす文書についてなど食事をしながら確認する。
チェックアウトをすませてロビーで一休みしていると、今日一日世話になる車(ちなみに中国の国産車「紅旗」)とドライバーの謝さんが迎えに来た。
8時にホテルを出てから2時間近く走り10時頃ようやく慕田峪長城(Mutianyu Zhangcheng)入口に着く。
ここも北京市内だ。今日の空は雲一つない長城日和だが2003年7月に来た時は霧が深く何も見えなかった。
ドライバーの謝さんが薦めるまま入場券を買ったが行きがリフトで帰りがソリに乗って滑り降りる滑り台だ。
以前来た時はロープウエーを利用したのだが今回の入場口からはロープウエーは見えない。
離れた場所に別の入場口があるのかもしれない。
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リフトに乗るのは何十年ぶりだろう。風が冷たい。 |
いくら快晴といってもリフトで上ってゆけばそれなりに寒い。
風が弱かったのが幸いだった。リフトから見下ろす山には未だ雪が残っている。
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黒い山肌に解け残った雪が白い。 |
2003年10月に八達嶺長城(Badaling
Zhangcheng)に行った時は季節もよく天気も良かったが、その分長城の上は至るところ観光客で一杯だったが、今日はご覧の状態だ。
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雪が残る長城の上は人影も無い。 |
ガイドブックによると慕田峪長城は修繕され過ぎたきらいがあって趣が薄れ、銃眼も追加されてしまったという。
ただし、銃眼は元々あったものだという説もあるとのこと。
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その銃眼の前に鎮座する錆びた砲身。 |
雪の残る長城を望むといかにも国境の厳しさを見せられているようだ。
思わず冬の寒い時期に長城で国境を守った人達の生活を偲んでしまった。寒い時期は敵も攻めてくることは無かったのかもしれないが。
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雪の残る山を縫って連なる長城。 |
リフトを降りてから長城の上を歩くこと1時間。
見たことがある場所に出た。以前来た時に記念撮影をした場所だ。
前は反対側からこちらに向かって歩いてきたのを思い出した。
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ここは2年前に記念撮影をした場所だ。 |
さらに進むとロープウエーが見えてきた。2003年に来た時はこちらがスタート地点だったのだ。
ここまで1時間ということはリフトを降りた場所まで戻るのにも同じ時間がかかるということ。
往けどもきりが無いので戻ることする。Home Knotとはよく言ったもので1時間もかからずにスタート地点に戻った。下りが多かったようだ。
車とブレーキが着いたソリに乗ってスチール板が張られた滑り台を滑ってリフトに乗ったところまで降りてゆく。
ハンドルを曵くとブレーキがかかるソリで体を傾けながら急なカーブを降りてゆくのは初体験だったが面白かった。
コースの所々に係員が立っていて、スピードが出過ぎていると大きな声で注意する。
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スタート前の松田さん。 |
謝さんの待つ駐車場に着いた時は12時を回っていたが、山を少し下ったところで昼食にすることにして慕田峪長城を出発する。
謝さんは15分ほど山を下って大きな生け簀を構えたひなびた店の前で車を止めた。
中に入ると誰も客がいない。
ウエイトレスが一人メニューを持ってきてくれた。
書いてある文字から想像しながら注文するのが面倒で松田さんと二人でヤイヤイ言っていると、外から一人背の高い男の人がメニューを持って入ってきた。やれ助かった、片言の英語を相手に無事注文。
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店の外もだが中もなかなかひなびている。スチームの暖房器が珍しい。 |
料理を5皿とそれぞれ湯麺を頼んで75元(約1,000円)。
干したコケのような野菜とうなぎのバーベキュー仕立てが美味しかった。
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何処へ言っても出てくる料理は量が多くて残ってしまう。 |
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頬っぺの真っ赤なウエイトレス嬢とツーショット。 |
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名前も分らない店の前で記念撮影。 |
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