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  2018年4月:成都
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寛窄巷子(1)寛窄巷子(2)武侯祠博物館(1)武侯祠博物館(2)錦里

【4月28日(土)晴】寛窄巷子(2)

寛窄巷子站の前から下同仁路を経由して老火鍋の前を左に折れて井巷子に入る。

井巷子。

「天啓成都府図」と書かれた地図が刻まれた塀がある。

壁に刻まれた「天啓成都府図」。

「天啓成都府図」の中央を拡大。

入り口の上に「市井生活」とある四川料理店。

入り口に積まれているのは今日の材料だろう。

街角に溶け込むように設置されたレリーフのタイトルは「半巷到飯(小路の昼食)」。
小路の入り口で太婆が椅子に載せた数皿の菜で昼食をとるの図だ。

「半巷到飯」。

これは1990年、陳錦拍が小関廟街で撮った写真をレリーフにしたもので、28年前の成都の街角の様子が灰白色のレンガ塀に嵌め込まれている。わずか30年ほど前の成都の街角の様子が偲ばれる。

28年前の街角の様子を再現している「半巷到飯」。

このレリーフの角を回って西勝街に入る。
目の前の大きな門の前に三々五々人が集まっている。よく見ると小学校の門だ。
下校してくる子供を迎えに来ている父兄たちのようだ。校門に大きく「成都市小城小学校」とある。

成都市小城小学校。

西勝街の歩道脇に往時(清・康煕帝時代)の寛窄巷子に建っていた家の模型が並んでいる。一基毎に特徴があって見比べると面白い。



こちらは「寛窄重門」。
寛窄巷子の当時を偲べる建造物は色々あるが、これはその内の一つで当時のまま残されている。

「寛窄重門」。

三輪自転車のレリーフは女性に人気があるようで、順番待ちになっている。
レリーフの彼はこの三輪自転車で稼いで、真珠のイアリングを買って耳に着けていたそうだ。国内からの観光客の一人が、不正確だがおおむねそんなことを教えてくれた。
彼の客になった女性は皆レリーフの彼の耳に触って記念写真を撮っていた。

「三輪自転車」。

一休みできる茶房を探しなが窄巷子に戻るが、時間が早いせいか開いている店がない。
窄巷子の東端に「寛窄」のロゴを使った道標があったが、このロゴ、寛窄巷子站前で見たロゴとは微妙に形が違う。

道標に彫られた別バージョンのロゴ「寛窄」。

未だ閉まっている店が多い窄巷子。

開いたばかりの茶店「叮叮車」で休憩。

老成都茶餐庁とある「叮叮車」。

店員が勧めたのは高級茶「竹叶茶」、32元(¥608)。

高級茶「竹叶茶」。

ガラスのジョッキで出てきた「竹叶茶」は仄かに若竹の香りがする。

「叮叮車」の中庭。

中庭の板絵は多分、張飛と関羽。

ガラスのジョッキで呑みにくいなァと思っていたら、店のスタッフが蓋付きの湯飲みを持ってきてくれた。
蓋を取ったら新しい「竹叶茶」が入っていた。

気のせいかこちらの方が美味しかった。

朝が早かったのでノンビリとお茶を楽しみ、疲れも取れたのでタクシーで武侯祠博物館へ向かう。

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