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  2015年4月:ルアンパバーン
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ワット・シェントン寺院巡りワット・セーンスッカラムワット・パ・ケ/プーシー

【4月30日(木)】 寺院巡り

ワット・シェントンの右隣はルアンパバーン世界遺産局(Department du Patrimoine Mondial Luang Prabang)。
恐る恐る事務所に入って行くと、観光案内所ではなく文化遺産を管理している役所だった。

ルアンパバーン世界遺産局。

ルアンパバーン世界遺産局の前に停めたトゥクトゥクの中では、運転手がハンモックに揺られて朝からお休み中。

朝から昼寝中の運転手くん。

半島部の突端にある公園では芝刈りがロボットが仕事をしていた。ロボット型掃除機の芝刈り機だ。側に人が付ききりというのが笑える。

人が付きっきりの芝刈りロボット。

宿泊しているゲスト・ハウス「ヴィラ・センスーク」の周辺、サッカリン通りの半島部一帯には多数の寺院が軒を連ねるようにして建っている。参拝した順に挙げると以下のようになる。

1.ワット・シェントン(Vat Xienthong)
2.ワット・パク・カーン・カムンクン(Wat Pak Khan Khammungkhun)
3.ワット・スヴァナキリ(Wat Souvannakhiri)
4.ワット・シボンヘアン(Wat Si Boun Hueang)
5.ワット・シリモンコン・スイラム(Wat Sirimoungkhon Suyram)
6.ワット・ソップ・シッカラム(Wat Sop Sickharam)
7.サット・セーンシッカラム(Wat Sensoukharam)

◆ ワット・パク・カーン・カムンクン(Wat Pak Khan Khammungkhun)
サッカリン通りを挟んで世界遺産局の向かいにあるのがワット・パク・カーン・カムンクン(Wat Pak Khan Khammungkhun)。

ガイドブックやウエブサイトの寺院案内は「ワット」を「Wat」と表記してあるものが多いが、寺院の門札には「Vat」と書かれている。

ワット・パク・カーン・カムンクンの門札。

ワット・パク・カーン・カムンクンはルアンパバーンの一番東にある仏塔と本堂だけの小さな寺院で、その名は「カーン川の河口にある寺院」の意。
庇の支え木が長いのが印象的な本堂、 屋根の四隅の白塗りの龍が首をもたげている。

支え木と白塗りの龍が印象的。

◆ ワット・スヴァナキリ(Wat Souvannakhiri)
ワット・パク・カーン・カムンクンの右隣が「金山の寺院」と言う意味のワット・スヴァナキリ(Wat Souvannakhiri)。

ワット・スヴァナキリの門札。

境内の隅に建つ仏塔はカラフルだが見るからに新しい。

カラフルな仏塔。

仏塔の奥に建つ鐘楼。

この寺院は1773年にシェン・カーウアン(Xieng Khouang)県出身の僧侶チャオ・カーン・サッタ(Chao Kham Sattha)によって建てられたと伝わっている。

本堂は火災によって一部が損壊したままだったようだが、2006年に修復さている。

本堂とその奧の洋館。

本堂は扉に鍵が掛かっていて入ることができなかった。

本堂の裏手に建つコロニアル風の洋館は「瞑想センター」。コロニアル風とは言っても屋根はラオス寺院風。

瞑想センター。

◆ ワット・シボン・フアン(Wat Si Boun Hueang)
ワット・スヴァナキリを出てもう一度サッカリン通りを渡り、ワット・シェントンの左隣にあるワット・シボン・フアン(Wat Si Boun Hueang)へ。

門の前で煎餅のようなものを天日干ししている。これも油で揚げて、寺の行事にでも使うのだろう。

胡麻入りの薄焼き煎餅というところか。

この寺院の来歴に関する情報も乏しく、インターネット上に『近隣の若者達が日中、この境内に集まってバレーボールに似たカートゥー(Kah Toh)という球技を興じている。』という紹介が見つかっただけだ。

こぢんまりした境内と本堂。

本堂内の本尊。

本堂の片隅にラオス語の仏典らしい本が置いてあった。

本堂の隅に置いてあったラオス語のテキスト。

一問一答形式のように見えるが、何が書いてある?

◆ ワット・シリモンコン・スイラム(Wat Sirimoungkhon Suyram)
ワット・シボン・フアンの左隣に敷地を接して建っているのがワット・シリモンコン・スイラム(Wat Sirimoungkhon Suyram)。

本堂を守るのがナーガ(龍)では無く白い獅子。

本堂内に祀られている仏像。

境内で本を広げている若いお坊さんに声をかけると、『私はノービス(Novice)のボーンタン(Bounthan)と言います。』と自己紹介してくれた。

ノービスの意味が分からないので訊いてみたら、12歳から20歳までの修行僧のことをノービスといい、21歳以上をモンク( Monk)と言うのだそうだ。彼は来年モンクになれる年齢になるのだが、果たしてモンクになれるかどうか未だ分からないという。家庭の事情か、あるいはモンクになるための試験でもあるのだろうか、立ち入ったことを訊くようなので遠慮して尋ねることはしなかった。

ノービスのボーンタンさん。

ワット・シリモンコン・スイラムの前でもう一度サッカリン通りを渡り、バネトン・カフェ(Le Banneton Cafe)で一休み。

バネトン・カフェ。

デニッシュ 19,000Kip(約287円)とコーヒー 8,000Kip(約121円)で〆て27,000Kip(約408円)。どちらも美味しかった。

デニッシュとコーヒー。

一休みしたところで寺院詣で再開。

◆ ワット・ソップ・シッカラム(Wat Sop Sickharam)
サッカリン通りを渡り、ワット・シリモンコン・スイラムの左隣がワット・ソップ・シッカラム(Wat Sop Sickharam)へ。

ワット・ソップ・シッカラムの門札。

テン・カーン王(Theng Kham/在位1479 - 1486)が、彼の父、サオ・タカ・ファト・フェンファオ王(Sao Takaphat Phene Phao/在位1438 - 1479)の死を追悼するために建てたと伝わっている寺院で、今日までに数回、修復されている。

本堂の左側に仏塔の白い基壇が見える。

本堂に安置されている本尊。

ラピスラズリ色の仏塔がきれいだ。

境内の隅に建っていたお堂。

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