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2014年4月:ビエンチャン 4月25日┃4月26日┃4月27日┃4月28日┃4月29日┃4月30日┃5月1日┃5月2日┃5月3日┃5月4日┃地図 ワット・ミーサイ│パトゥーサイ│タート・ルアン│ワット・ノーン・ボーン/タムナック・ラーオ 【4月28日(月)】 タート・ルアン(That Luang) パトゥーサイ公園から12月23日通りを経由して1.2km余り先のタート・ルアンへ向かって歩く。
この道は車の通行量が多いと感じたが、歩き始めると歩道にはずっと車が駐車していて人が車道を歩く羽目になっている。
タート・ルアンの前は広大な空き地だが、観光シーズンのバスや車の駐車場なのだろう。今はバスも車もいないが、この広さからシーズン中の混雑の具合が想像できる。
◆タート・ルアン (That Luang)
この黄金の仏塔は13世紀初頭に建てられたクメール様式仏塔の廃墟を修復・改築したものだと言われている。
入口で拝観料5,000Kip(約60円)を払って回廊の内部に入る。
仏塔内にはブッダの遺物が残っていると伝わっているようだが内部の見学は不可。
タート・ルアンの周囲には4つの寺院があったのだが、現在は南側のタート・ルアン・タイ(Wat That Luang Tai)と北側のタート・ルアン・ヌア(Wat Thatluang Neua)だけが残っている。
僧侶や信者がお堂に大勢集まっていたが、この建物はウィハーン(礼拝堂・伽藍)か?
お堂から美味そうな匂いが流れてくる。階段を上ってみると僧侶達が食事をしているところだった。
境内の片隅にタイのワット・プラケオで見たことがある半人半鳥の女性楽士キンリー像が立っていた。
境内の一番奥には青空の下で涅槃仏が横たわっている。
涅槃仏の横に立つ大きな木の根元で雛を育てる雌鳥の姿を見つけた。
境内の外れに建つ建物の屋根の形がワット・シーサケートのホー・トライに似ているが、これも教典庫か?
タート・ルアンの北側にあるのがもう一つの寺院タート・ルアン・ヌアで、ここはラオス仏教の最高指導者(Pha Sangkhalat)の住まいになっている。メインの建物は20世紀初頭に復興されものらしい。
本堂に並んで建つ長い階段と高い床を持つ重々しい建物は、仏教に関する会議や儀式を行うためのホー仏教徒会議場(Hor Dhammasabha Buddhist Convention Hall)で、ビエンチャン市450周年記念の祭典時に公開かれた建物。
正面の大きな石段を15段上がって踊り場で履き物を脱ぎ、さらに15段上って建物の中に入る。床に敷き詰められた御影石が素足にヒンヤリした。
左側の部屋は仏像が安置されている部屋と同じように広くガランとしている。
奥のテーブルではできあがった本を封筒に入れて、何処かに発送する準備をしているようだ。
作業の邪魔にならないようにと離れたところから見ていたのだが、こちらを気にしている様子もない。近づいて作業中の僧侶に声をかけてみた。
さらに案内してくれた大きな書架にはラオス語のティピタカのほかにタイ語、ベトナム語、パーリ語などによるものがぎっしり並んでいて、この書架を見せてくれた僧侶の様子が誇らしげだった。
タート・ルアンの近くに住む人たちなのか、あるいは何処か遠い町から来た人たちなのか、数名のお年を召した女性が石の床に直に腰を下ろして、数冊のティピタカを手に、年配の僧侶を交えてずっと何か話し込んでいた。その様子から察するにティピタカを買い求めてここにやってきた人たちのようだった。 |