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  2013年4月:台北
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李梅樹記念館李梅樹文物館清水祖師廟・三角湧老街鴬歌

【4月28日(日)】清水祖師廟・三角湧老街

食後は気になっていた清水祖師廟へ。
三峡バス停でバスを降りたときに遠くで爆竹の音や笛の音が聞こえていたが、この界隈一帯がお祭りのようだ。民生街を幟を立てたトラックが列を作って通り過ぎる。興隆宮媽祖廟のお祭りだという。

京劇を連想させるお囃子。

先ほど李梅樹記念館に行くときに通った三峡橋のたもとから三峡渓沿いに清水街に入って行く。遠目にも赤い尖り屋根を載せた長福橋に人通りが多い。

三峡渓に掛かる長福橋。

長福橋の人通り。

長福橋からの三峡橋。

一段高くなっている長福橋のたもとから赤い屋根の連なりが見える。

赤い屋根が清水祖師廟。

長福橋の階段を下りると清水祖師廟の前に出た。

清水祖師廟は三峡のシンボル的な存在で250年に及ぶ歴史がある。創建は清代乾隆34(1769)年で宋代の清水祖師を祀っている。1895年に日本軍が接収して軍営となるが抗日義勇軍との抗戦で破壊される。再建されたが1947年に火災にあい、その後、李梅樹の尽力で復興されている。

清水祖師廟。

廟のぐるりを飾る彫刻がどれを見ても彫りが深いが李梅樹の影響か。

この廟も参拝者の列が絶えない。

祭壇も供え物の山。

本殿に「長福巌」と彫られた扁額が掛かっているので「長福巌清水祖師廟」ということか、…ということは先ほどの長福橋はこの廟の参道ということになるのか。

「長福巌」の扁額。

黄金色の本殿内の両側の柱にはこれも金色の龍が巻き付いている。

黄金色の本殿内。

回廊の列柱はどれも透かし彫りが施されている。

透かし彫りのレ中。

本殿の軒下を飾る彫り物。

清水祖師廟の左手に続く長福街に向かって参拝客が流れて行くので、身動きがとれないほどの人並みに混じってみた。左右に土産物や小吃を売る屋台が並ぶ路地のような長福街はすり抜けるだけで精一杯。

中央が三角湧老街への入口、長福街。

長福街の先は続く三角湧老街に続いている。
三角湧老街は日本統治時代の名残を留める赤煉瓦の建物が並ぶ細い道で、ここもお祭りだった。
大人形が練り歩いた後を、太い竹の担ぎ棒を上下に揺すって硬貨が鳴るような音をさせながら御輿がやってくる。

三角湧老街を往くまつりの大人形の列。

日本の御輿とは担ぎ方が違うが、その理由は直ぐに分かった。

御輿が進む方向に土下座する長い列ができる。御輿が土下座している参詣者の列の上を練って行く。この人の列は、御輿の下をくぐるとお金が増えるというようなご利益があるのかも知れない。

大人形の後からくる御輿を待って土下座する人達。

土下座する人達の上を練って進む御輿。

三角湧老街の左右に並ぶ赤煉瓦の建物が見事。祭りに出会ったのはラッキーだったが人混みのない静かな佇まいを見てみたい街路だ。

御輿が通り過ぎた後も祭りの熱気が残る三角湧老街。

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