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  2013年4月:台北
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【5月1日(水)】桃園国際空港

起きてみると外は小雨。
今回の台北訪問はいつ雨に降られてもおかしくない雲行きの毎日だったが、幸いにも昨日まで一度も降られずに済んだ。
チェックアウトするときに昨日電話を利用していると申告したのだが、フロント・カウンターの中のお姐さん、何かを覗いていたが料金は要らないという。仕組みは分からないが全館IP電話なのだろう。

昨日下調べをしておいたバス停まで行く間は、ポツポツと降ってくる程度。バス停の前まで行くと建物の影からこちらに近づきながら何か言ってくる黒装束の年配の小父さん。何を言っているのか聞き取れないが桃園機場だけ分かった。
手に持っているのはバスの乗車券らしい。飛行場まで150元と言っているようだ。バス会社の人間だと分かる腕章もバッジも何も着けていないが、バス停の標識には全票150元とあったからおかしなダフ屋では無さそうだ。飛行場まで一枚買っておく。

待つほどのこともなくやってきたライム・グリーン色のバスに乗り込む。台北市内から桃園の空港まで、今までに走ったことがないルートを走ったような気がする。飛行場まで45分、到着は第一ターミナル。

出発ロビー前に着く頃は雨脚が強くなっていた。

新しくなった出発ロビー。

航空会社へのチェックインはインターネットで済ませているのでチェックイン・カウンターで荷物を預けて、そのまま出国手続きを済ませる。

キャセイ・パシフィックのチェックイン・カウンター。

免税店の並ぶエリアも趣が一新している。

西澤さんの知人、秋濱克大さんも羽根をモチーフにした彫金作品を作っているが、台湾には流木から鷹の羽根を掘り出している彫刻家がいた。
空港内に儲けられたギャラリーで「漂流回帰」というタイトルで流木を材料にした羽の木彫が展示してあった。作家は台湾少数民族・阿美族の希巨蘇飛(Siki Sufin)。

「漂流回帰」のポスター。

展示作品の一部「鷹の羽」。

出発までの時間、搭乗待合室で今回の旅行メモの整理をして時間を潰す。

この辺りは改修されていない搭乗待合室エリア。

搭乗機は 12:50 発 CX 450便、成田着 17:10。出発が遅れるようだ。

『搭乗機の準備が遅れ、誠に申し訳ありません』。

予定より30分ほど遅れて台北を飛び立った機内で、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の最新作映画 "The Last Stand" を見ながら帰ってきた。
成田も雨模様だったが、傘を使うこともなく無事帰宅。


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