【1月3日】伊東駅前
快晴。
チェックアウトをすませてからロビー喫茶室に荷物を預けて外に出る。
旅館えびなの横を流れる伊東大川がかつて唐人川と呼ばれていた時代、河口近くに日本最初のヨーロッパ式の帆船を造った造船所があった。伊東市が記念碑を建てようとしたところ当時の文部省が根拠がないと待ったを掛けた。
日本国内にはこの造船所に関する文書が残っていないそうだが、幸いイギリス海軍史の中に記述が見つかり、河口近くにようやく記念碑が建ったという。今は国道135号線を挟んで旅館えびなの真向かいに移されている。
これは旅館えびなのロビー喫茶室でコーヒーを飲みながら老従業員から聞いた話。
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洋式帆船サン・ブェナ・ヴェンツーラ号モニュメント。 |
以下は伊東市関連のホームページを調べて分かったこと。
イギリス人ウィリアム・アダムス(日本名、三浦按針)が、1600年オランダ船でシケにあい九州に漂着、その後徳川家康の外交顧問として働き、帆船建造のために伊東へやって来る。
伊東の船大工を使い松川(現・伊東大川)河口付近で日本最初の洋式帆船を建造した。
これを記念して河口に洋式帆船サン・ブェナ・ヴェンツーラ号のモニュメントが建てられた。
このモニュメントの周囲にはウィリアム・アダムスのブロンズ像、按針碑などもある。
伊東に来た時は必ずわざび漬けやわさび海苔を買う店がある。他の土産物店で買うものとは明らかにできが違うのだ。その山城屋は湯の花道りの裏に回った所にある。
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わさびの加工品を売る山城屋。もちろん生のわさびも売っている。 |
もう一ケ所伊東に来た時には必ず寄る店が湯の花道り入口にあるパン屋「江戸屋」。
店に入ると焼きたてのパンの香りが鼻に迫ってくる。昼食用に買うサンドイッチも帰りの車中を楽しみにしてくれる。軽食喫茶になっている店の奥でのんびりと帰りの列車を待つ。
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江戸家パン店の入口。 |
伊東発12:56 踊り子106号。
東京駅着14:43。
このサイトでの伊東は2001年、2003年に続きこれで3回目になる。
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