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  2005年1月:伊東・大島
1月1日1月2日1月3日地図

【1月2日】伊豆大島

2003年に一度渡った伊豆大島
その時は天候に恵まれず三原山を見ることができなかった。

昨日旅館のフロントで予約した「伊豆大島日帰りかとれあコース」に参加して再度大島に渡る。
出港は朝9時と正月でも早い時間だ。旅館前の伊東港から双胴船のシーガル号に乗船する。

伊東港に入港する双胴のシーガル号。

伊東港を後にして30分ほどで熱海港に入る。今日も快晴。

伊東の街を後に船は熱海港に向かう。

それまでがらんとしていた船内は熱海港で乗り込んで来た人達で満席になってしまった。
正月2日なのに、と思ったが仕事がら正月しか休めない人は世の中にはたくさんいるって事ですね。

乗船して来た客で一杯になった船はいよいよ伊豆大島目指して熱海港を出港。

山の上の方まで開発が進んでいる熱海は伊東との違いが明瞭。

船室の外は風が冷たいのに後部デッキはカメラを構えた人で溢れる。

熱海港を出てからしばらくは都鳥(またの名をゆりかもめ)が群れて船の後をついて来た。餌を投げる人がいるのだろうがこの日は誰も投げる人がいなかった。

船の後をつけて来たゆりかもめ。

カメラを持って冷たい風にあたりながら後部甲板で頑張っていた人達の目的はどうやら富士山だったようだ。
30分も走った頃だろうか、熱海の街の後ろの山の上から真っ白な姿が現れて来た。

船が沖に出るほどに富士の頂きが大きく顔を覗かせる。

島に近づくと山の上の方が所々白く光っている。雪だろうか?
伊東港を出てから1時間30分、10時30分過ぎに伊豆大島の元町港に入る。

船を降りる人の中には釣り支度をした人や2メートル余りもある大きなサーフボードをかついだ人、水中カメラを抱えた人がいる。

伊豆大島元町港の桟橋。

シーガル号を降りて直ぐに島巡りバスに乗る。

発車して直ぐにバスの運転手から『三原山に入る道が雪のために閉鎖されているので、コースを変更して島の南端にある波浮港を回る』と説明がある。

元町港を出て島の西海岸沿いに南下する。バスの窓から利島や新島、遠く三宅島が見えた。

右の三角の島が利島。左に式根島、新島。


雲の下にかすかに見えた三宅島。肉眼では島の中央左寄りに噴煙が見えた(気がした)。

波浮港までの途中、千波バス停を過ぎた辺から道路の左手に見事な断層面(千波地層切断面)が続く。
バスの中からでは細かく見ることはできなかったが、三原山の噴火の歴史など島の数万年におよぶ足跡を見ることができるそうだ。

バスの窓越しに見た断層面。

三原山の火山活動に連なる水蒸気マグマの噴火によって海岸近くの内陸にできた直径500メートルの窪地が、1703年に起きた元禄関東地震による津波で海につながってできたのが波浮港だ。

波浮港は水蒸気マグマの噴火によってできた直径500メートルの窪地だった。

波浮港の出入り口は元禄関東地震で起きた津波で海につながってできたのだという。

島の車のナンバープレートは品川ナンバー。ここは東京都内なのだ。

バスの運転手の話によると、島内には交通信号が2か所ある(その一つが元町港近く、大島町図書館前の交叉点にある)が、島は信号が必要なほどの交通量はないのだが、子供達の交通教育に必要なので設置されているのだと言う、ホントかな?

島巡りのバスのナンバープレートも品川ナンバー。

波浮港を見てバスに戻ると、三原山への道の閉鎖が解除されたのでこれから三原山頂口まで行くという。

バスは三原山頂口のロータリーを回って、あじさいレインボーラインを昼食予定地の大島温泉ホテルに向かう。
三原山頂口からは徒歩で火口を一周できる遊歩道「お鉢めぐり」に入ることができるが、火口見学は次回か?

三原山を一望する大島温泉ホテルの周りは未だ雪が解け残っていた。
昼食に立ち寄る島巡りの他のバスツアーの団体客でホテルの食堂は既にに満席。私達が食堂に入れるまでしばらくロビーで待たなければならなかった。

大島温泉ホテル玄関前は未だ雪が残っていた。

食堂横の廊下の窓から雪で覆われた三原山が一望できた。

雪に覆われた三原山。

あわただしく昼食をすませてホテルを後にする。

あじさいレインボーラインをさらに下って大島公園、郷土芸能館に寄る。
この2か所は以前来た時にも見学しているが、その時と何も変わっていないので写真は撮らなかった。

バスは予定通り15時30分過ぎ、元町港に帰着。船客待合所の広いロビーで土産物店を冷やかしながら、出港時間までの1時間を待つ。

少しも色褪せていない元町港の壁画。

16時30分出港。帰りの船も来る時と同じシーガル号。

三原山火口を見学できなかったのが心残りな島巡りだった。
すでに赤くなり始めている空の下に大島が黒く浮かぶ。日は眼に見える早さで落ちて行き、空はさらに赤く染まって行く。

夕焼け空の下に黒く伊豆大島が浮かぶ。

水平線に沈もうとする夕日が空を赤く染める。

殆どの乗客は熱海港で下りた。
船は18時20分過ぎに伊東港に到着。
すぐに旅館に戻り風呂→食事。大浴場も露天風呂も42度位だろうか、気持ちよく浸かっていられた。


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