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  2022年10月:金沢
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長町武家屋敷跡21世紀美術館石浦神社・兼六園金沢城魚半

【10月21日(金)晴】石浦神社・兼六園

21世紀美術館隣の「金沢ななほしカレー」のチキンカレーとシメジと牡蠣のカレーでランチ。不味くはないが上品すぎる。

ハーフ・アンド・ハーフカレー。

食後のコーヒー付き。

金沢21世紀美術館東側にあるのが金沢で一番古いと言う石浦神社。

石浦神社。

547年(古墳時代)に三輪神社として創建された金沢最古の神社で、奈良時代には神仏習合となり石浦山慈光院長谷寺となる。江戸時代には石浦山王、石浦大権現、明治の神仏分離令により 石浦郷の地名をとり石浦神社と改称された。

鳥居をくぐると正面が拝殿。

ご祭神が大物主大神(大国主大神/ 縁結び・家内安全)や大山咋大神(山王/厄除・安産)、菊理媛大神(白頭山の神/仲執り・結び)ということで、縁結び・厄除け・安産にご利益があるという。本堂横に用意された専用の柵には結ばれたおみくじが満開。

結ばれたおみくじの通路。

拝殿北側の百万石通りに沿って並ぶ赤い鳥居は、石浦神社奥にある広坂稲荷神社の鳥居。

広坂稲荷神社の鳥居。

鳥居が並ぶ辺りは広坂という地名のようで、石浦神社奥に建つ稲荷社も広坂稲荷神社と呼ばれている。

広坂稲荷神社。

見慣れている稲荷社よりも大きな稲荷社だ。

稲荷社左右の狛犬のうち右側の狛犬が逆立ちをしている。説明板には「逆さ狛犬」とある。
説明板に『明治初期から昭和初期にかけて旧加賀藩内に奉納された「逆立ち狛犬」、当社では逆さ狛犬と呼び、雲を蹴り上げる様を表していると言います。躍動感ある動きと脚の筋まで緻密な彫りが施されており、加賀逆立ち狛犬の代表格として多くのご参拝客から親しまれています。明治二十四年の建立で名工の誉高い福嶋伊之助の作です』と書かれている(原文に句読点はない)。

逆さ狛犬。

拝殿と社務所。

石浦神社から百万石通りを北に渡れば兼六園の真弓坂入り口だ。

真弓坂入り口。

真弓坂の入り口を入ると直ぐに瓢池(ひさごいけ)の前にでる。瓢池周辺はかつて蓮池庭(れんちてい)と呼ばれ、兼六園の作庭はこの辺りからはじまったと言われている。

瓢池。

瓢池の中島に建つ高さ4メートル余りの塔が海石塔(かいせきとう)。虫が喰ったように穴の空いた淡茶色の笠石が六段重ねられている。

海石塔。

海石塔の奥に落ちるのが翠滝(みどりたき)で霞ヶ池からの流れがここで滝になっている。

翠滝。

夕顔亭の前に据えられているのが竹根石手水鉢。竹根とあるが椰子の仲間の茎と根の化石で約1,700万年前のものだという。

竹根石手水鉢。

夕顔亭を過ぎると右手に勢いよく噴き上がっている噴水が見える。日本最古の噴水といわれているこの噴水は、霞ヶ池を水源とした高低差を利用した自然圧噴水。
初めて金沢を訪れた20年前にはこの噴水の前で記念写真を撮っている。

自然圧を利用した噴水。

霞が池に回り込むと兼六園のシンボルの一つ、徽軫灯籠(ことじとうろう)の前に出る。 徽軫灯籠は足が二股になっていて琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われている。ここでも記念写真を撮っている。

徽軫灯籠。

徽軫灯籠の先、霞が池のほとり植えられているのが雪吊りで有名な唐崎松(からさきのまつ)。十三代藩主・斉泰(なりやす)が近江八景の一つ、琵琶湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて育てた、兼六園の中で最も枝ぶりの見事な黒松だそうだ。

唐崎松。

霞が池。

霞が池を過ぎると根の迫り上がった大きな松が見えてくるのが根上松(ねあがりのまつ)。十三代藩主・斉泰が土を盛り上げて若松を植え、根を深く土で覆いって成長後に土をのぞき、根をあらわにしたものだと伝えられている。

根上松。

根上松の根本。

兼六園南東外れにあるのが前田家の奥方御殿「成巽閣(せいそんかく)」。江戸後期の加賀百万石前田家を代表する建物で、華やかな色彩と花鳥で彩られた十二代奥方の御殿。

成巽閣入り口。

成巽閣の内部を見学できるのだが今日は見学をパス。

成巽閣。

成巽閣から桂坂口を目指す途中にあるのが日本武尊像が建つ明治紀念之標。この碑は西南戦争で戦死した郷土軍人のための慰霊碑。銅像の身長は5.5メートル、1880(明治13)年、日本で最初に建てられた銅像といわれている。

明治紀念之標。

日本武尊像。

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