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2010年8月:ホーチミン 8月19日┃8月20日┃8月21日┃8月22日┃8月23日 8月24日┃8月25日┃8月26日┃8月27日┃8月28日┃地図 結婚記念撮影|福海寺(玉皇殿)|ヴィンギエム寺|フースアン|夜店街 【8月26日(木)】福海寺(玉皇殿) 目印として目指してきたディエンビエンフー(Dien Bien Phu)通りに出た。サイゴン川の支流に掛かる橋まで行ってみたが目的の福海寺が見つからない。
福海時はインターネット上で偶然見つけた寺で、持参したガイドブックには情報が何も載っていない。これもインターネット上にあった寺の住所をGoogleMapで検索してたどり着いた場所がホーチミン1区ダーカオ(Da
Kao)地区。
福海寺となったのは1900年らしい。それ以前の1892年 - 1900年は中国広東省出身のLiu Ming(劉明か?)が明師教の寺として使用していたそうだ。明師教のことはよく分からない。あるいは道教の一派だったのかも知れない。
境内の右隅に細かく枝分かれした太い木がある、と思って良く見たら一本の木ではなく細い木が集まっているようだ。何の木だろう。
境内で休んでいたカップルに声をかけてみた。
台湾で見た寺の雰囲気。正面に右から読んで「玉皇殿」の文字が見える。
玉皇殿の右手の池には亀が沢山いた。高雄の春秋閣の池にも亀が沢山いたのを思い出す。
玉皇殿の入り口には青い扁額に「福海寺 CHUA PHUOC HAI」とある。CHUAは寺、PHOUCは福、HAIが海。ベトナム語では修飾語が前に来るので「寺」のCHUAが最初に来ているということらしい。
玉皇殿を入って直ぐの左右に祀ってあるのは道教にゆかりの人達だと思うのだが誰だろう。左右で一対だが服装が学者のようだ。像の前に立ててある札にはベトナム語で何か書いてあるが調べて見ても誰なのか分からない。
中央通路を通って奥に入るとここにも左右に大きな像が立っている。顔がやけに大きい。二人とも嶮を持ち背中に幟を担いでいるので、道教を守るために闘った英雄達だろうか。
正面に祀られているのが本尊の「玉皇上帝」。赤いロウソクが供えられている。
本尊が祀ってある部屋から細い廊下を通って右側の部屋に回ると、ガラス戸の中に錫杖を持った仏像(観音像)が安置してある。日本で見る仏像によく似ている。
もう一つの部屋には仏像が三体安置されている。それぞれの上には「大雄寳殿」「龍華堂」「菩提普蔭」と書かれいる。これらは仏像の名前ではなさそうだ。三体は日本の仏像よりもバタ臭い顔をしている。
入り口の横に2階へ上がる磨り減った階段があるので上ってみるとバルコニーに出た。
十分な情報を持たずに訪ねた福海寺だが、帰国してから調べてみると、12人の仙女(Ba Mu)が安置されている部屋や冥途の部屋などがあったらしい。残念なことをした。 |