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2010年8月:ホーチミン 8月19日┃8月20日┃8月21日┃8月22日┃8月23日 8月24日┃8月25日┃8月26日┃8月27日┃8月28日┃地図 カオダイ寺院|クチ・トンネル 【8月23日(月)】カオダイ寺院
朝食前にファングーラオ通りの公園に下りてみた。ジョギング、散歩、体操をする人が大勢だ。
カオダイ寺院、クチ・トンネル一日ツアーのバスに乗るため8時過ぎにLac Hong Tour前に。
Lac Hong Tourからの参加者は自分一人だけだった。いかついガイド氏に腕をとられてバイク・ラッシュが始まったフォングーラオ通りを渡りバスに乗る。ツアー参加者は十一名。
ツアーバスは漆工芸品工場を出て国道1号線を往く。
ベトナム人カメラマンのフィン・コン・ウト(Huynh Cong Ut)によって撮影された「Phan Thi Kim Phuc Vietnam Napalm(戦争の恐怖)」の中央に写る少女がPhan Thi Kim Phuc(ファン・ティ・キム・ファク)。この写真は1973年にピューリッツァ賞を受賞している。
12時少し前にホーチミンの北西に約100km、カンボジア国境までわずかというタイニン(Tay Ninh)にあるカオダイ教総本山に到着。
ベトナムの地方宗教、カオダイ教(Dao Cao Dai/道高台)については諸説あるようだが、Wikipediaには『1919年、ゴ・ミン・チェン(呉明釗)によって唱えられたベトナムの新興宗教である。五教(儒教、道教、仏教、キリスト教、イスラム教)の教えを土台にしたことから、カオダイ=高台と名付けられた。』とある。信者数が200万人とも300万人とも言われているようだ。タイニン省の人口のおよそ七、八割がカオダイ教の信者だと言われているが実体は分からないという。
礼拝の様子はカトリック教とイスラム教が混じり合ったような印象だ。白装束は一般信徒、他に教団内の役職によって黄色、青、赤の衣装をまとった人がいる。
見学席から下りようとすると、寺院の職員がそっと腕をとって音楽演奏を撮影しろと言う。礼拝堂一番手前の二階に教団音楽を演奏する人達とコーラス隊がいた。
カオダイ寺院を出てベトナム戦争時の解放戦線の拠点となったクチトンネルに向かう。 |