【8月25日(水)】天后宮
サータイ市場から数分のところで見つけた古いお寺は天后宮(ティエンハウ廟)だった。
1760年に創建されたベトナム最古の中国系寺院の一つだ。福建省出身華僑が信仰する航海安全の守り神、ティエンハウ(天后聖母)が祀られている。
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グエンチャイ通りに面した天后宮の門。 |
薄緑色の瓦で葺かれた門の左右の塀に、傷みが激しいがわずかに色彩が残るレリーフは何を物語っているのだろう。
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傷みが激しいレリーフ。 |
赤が印象的な門柱の右には「暮鼓晨鐘同覚悟」、左には「欧風亜雨雨調和」と彫ってある。調べてみたが意味不明。アーチ状の部分には「孔子降生二千四百六十年己酉重建」とある。孔子誕生2460年(西暦1760年)に建てられたということだろう。
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赤が印象的な門だ。 |
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門の内側に施された豪華なレリーフ。 |
門を入って右の壁を仰ぐと、ここには孔子に関連すると思われる見事なレリーフがあった。青い壺には「戊申嵗立」、その横に「孔子弐仟四佰伍拾攻年」と読める文字が刻まれている。
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孔子に関連がありそうな見事なレリーフ。 |
門を入ると左右に似たような被り物をつけた像が安置されている。
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左側の壁に祀られた青衣の像。 |
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右側の壁に祀られた紅衣の像。 |
青衣の像も紅衣の像もどなたなのか分からない。まとった衣の色で勝手にそう呼ばせてもらった。
中門から見える境内は立ちこめる紫の香煙が濃、く奥を見透すことができない。ここを訪れて願い事をする人が多い証だ。
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境内に立ちこめる香煙。 |
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境内を囲む回廊。 |
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境内の大きな線香立て。
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線香の煙越しに本殿前の天井から鳥かごのような見たことがないものが下がっている。火が点いている渦巻き状の線香だ。初めて見る線香の形と供え方だ。
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本殿前に下がる渦巻き線香。 |
一本というのか一巻きというのか、これでどのくらいの間燃えているんだろう、一週間くらいだろうか。
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天井から下がる渦巻き線香。 |
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本殿奧のご本尊。 |
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縦に大中小と並ぶご本尊「天后聖母」。 |
最後まで孔子と天后宮の関係が分からなかったが、華やかで賑やかな本殿を見て台北の景福宮を思い出した。
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