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2010年8月:ホーチミン 8月19日┃8月20日┃8月21日┃8月22日┃8月23日 8月24日┃8月25日┃8月26日┃8月27日┃8月28日┃地図 サータイ市場|天后宮|チャータム教会|ビンタイ市場 【8月25日(水)】天后宮 サータイ市場から数分のところで見つけた古いお寺は天后宮(ティエンハウ廟)だった。
薄緑色の瓦で葺かれた門の左右の塀に、傷みが激しいがわずかに色彩が残るレリーフは何を物語っているのだろう。
赤が印象的な門柱の右には「暮鼓晨鐘同覚悟」、左には「欧風亜雨雨調和」と彫ってある。調べてみたが意味不明。アーチ状の部分には「孔子降生二千四百六十年己酉重建」とある。孔子誕生2460年(西暦1760年)に建てられたということだろう。
門を入って右の壁を仰ぐと、ここには孔子に関連すると思われる見事なレリーフがあった。青い壺には「戊申嵗立」、その横に「孔子弐仟四佰伍拾攻年」と読める文字が刻まれている。
門を入ると左右に似たような被り物をつけた像が安置されている。
青衣の像も紅衣の像もどなたなのか分からない。まとった衣の色で勝手にそう呼ばせてもらった。
線香の煙越しに本殿前の天井から鳥かごのような見たことがないものが下がっている。火が点いている渦巻き状の線香だ。初めて見る線香の形と供え方だ。
一本というのか一巻きというのか、これでどのくらいの間燃えているんだろう、一週間くらいだろうか。
最後まで孔子と天后宮の関係が分からなかったが、華やかで賑やかな本殿を見て台北の景福宮を思い出した。 |