【8月21日(土)】メコンデルタ巡り
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メコン川(ティエン川/Tien River)にかかる低い雲。 |
ミト(My Tho)の船着場からメコン川(ティエン川)を渡る舟に乗る。いよいよメコンデルタボートツアーの始まりだ。
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青い船体に12と書かれた舟に乗った。 |
操舵手以外、この船唯一の乗務員は片腕をギブスで包んだこの女の子。どうしたのか聞くと、身振り手振りで転んで骨折してしまったと教えてくれた。
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唯一の女性乗務員。 |
このツアーの参加者はニュージーランド、ノルウェー、中国、韓国、マレーシア、ベトナムからの25人ほど。
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総勢25人のツアー参加者が乗って出発。 |
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韓国釜山から来たという元気な四人連れ。 |
ミトの船着場で気づいたのが昨日Lac Hong Tours旅行会社で出会った忙しない中国人青年。同じツアーに参加していた。声をかけると毛沢東の故郷、湖南省出身の大学院生だと自己紹介してくれた達くん。
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写真嫌いだという達くん。 |
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小さな島が流れてきたと思ったら土を運ぶ船だった。 |
ミトの船着場を出て15分ほどすると最初の上陸地点に着く。
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船着場が近づいて来た。 |
はたしてここは何処なのか。コース図も予定表もないツアー、おまけにガイドの英語がひどく聞き取りにくいので今、何処にいるのかがサッパリ分からない。
持参したガイドブックを見ると、ミトと対岸のベンチェー(Ben Tre)の間のティエン川にはトイソン(Cu Lao Thoi Son/Unicorn)島、フーン(Cu
Lao Phung/Phoenix)島、ロン(Cu Lao Rong/Dragon)島、クイ(Cu Lao Qui/Turtle)島の四つの島がある。はたして何処をどんな順で回るのか。
骨折した腕をかばいながらよく働く少女乗務員、とは言っても端で見ていると心許ないが本人は真剣そのもの。
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船着場に着いた舟を引く乗務員。 |
船を下りて二三分歩くと屋根を椰子の葉で葺いた休憩所に案内された。直ぐに蜂蜜茶と乾燥バナナが出てきた。飲める人だけどうぞとバナナワインもある。バナナで造った焼酎のようだがバナナの香りは全くなし、アルコール度数は30度はありそうだった。
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蜂蜜茶とドライバナナで休憩。
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バナナの香りがしないバナナ焼酎。 |
どうやらここは果樹園兼養蜂場らしい。
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蜂の巣を出して見せてくれた。 |
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種類は分からないが籠の中に蛇が二匹。 |
休憩所の女性が籠から蛇を抱えてきた。蛇と一緒に写真を撮れと言うことらしい。
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蛇を首に巻いて微妙な表情の女性ツーリスト。 |
勧められるままに自分でも首に巻いてみた。思ったより重い。見た目のヌメヌメ感は全くない。むしろ乾いていてヒンヤリとして気持ちがいい。温和しい蛇だ。
ギターと二胡のような楽器でベトナム音楽の演奏が始まった。奥の方からアオザイを来た女性が現れてベトナムの伝統的な歌を披露した後、二カ所にカンパ用の箱を置いて引っ込んだ。数人がカンパに応じたようだった。
この果樹園・養蜂場には土産物を売る売店が何軒かあったが、どの見せも同じような素朴な民芸品を売っている。
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古いベトナムの歌を披露してくれたコーラス隊。 |
ここから小さな手漕ぎボートに乗って、いよいよ本格的なメコンデルタツアーだ。
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赤い水に青いボートが映える。 |
自分達の乗ったボートの漕ぎ手は9歳か10歳くらいの男の子で、ムキになって大人が漕ぐボートを追い抜いていく。
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前を行くボートを追う我等が若き漕ぎ手くん。 |
途中でスコール。ボートの後方からそれぞれにビニールシートが回ってきたので肩から被る。
雨の中を進むうちに急に川幅が広くなる。ボートは再度ティエン川に出たようだ。
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小さなボートによる移動もここまで。 |
雨が降りしきる中、別の島に上陸。
案内されたココナツキャンディの家内工場の様子は雨のせいで薄暗く、写真を撮り損ねてしまった。
ここから再度エンジン付きのボートに乗り換えて次の目的地に移動。小降りになったが雨は相変わらず降り続けている。
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ガイドブックの地図も役に立たないメコンの支流を往く。 |
Lac Hong Tour旅行会社のチラシにはフーン島でランチとあるので、上陸したのはフーン島だろうか。
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ワイルドな外観の食堂。
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この環境で蚊も蝿も飛んでいない、不思議だ。 |
テーブルには別注文の特別料理メニューがのっていた。蛇だのイグアナだのリスだのの料理があったが注文する人は誰もいなかった。
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テーブルに載っていた特別メニュー。 |
昼食後、辺りを歩いてみるがカーツ大佐(地獄の黙示録)の声がしてきそうな雰囲気だ。
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右に見えるのが食堂の屋根。 |
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昼食をとった食堂(フーン島)までの往復に乗った船。 |
ランチ後は同じ船に乗って帰路につく。
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何処まで行っても似たような川岸が続く。 |
島の外れで最初に乗った船に乗り換えてミトに戻る。ほぼ予定通りにメコンデルタを巡ってきたようだ。
ミトの船着場には瀟洒な建物が建ち、広い土産物売り場が併設されていた。
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ミトの船着き場。右のバスがツアーバス。 |
バスは3時過ぎにミトを出発。
ホーチミンの旅行代理店前に戻ったのは定刻の5時少し前だった。これで8USD(約680円)ならお得なツアーと言っていいだろう。
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