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  2018年4月:成都
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琴台路・文化公園青羊宮人民公園

【5月1日(火)晴】人民公園

琴臺故径に出たので一休み。
入った茶房は文君賓館の中庭で、花園餐庁だった。

文君賓館。

花園餐庁。

席に着くといきなり麻婆豆腐を勧められる。
時計を見るとなるほど12時を過ぎている。麻婆豆腐30元(¥570)、白飯2元(¥38)、ビールは13元(¥247)。

出てきた白飯は何人分あるのか量が多すぎ、小椀に一杯で十分だ。
麻婆豆腐は不味くは無いが奥行きが無いというか、何かが足らない。麻辣味を調整して持ってきたのか?

本日の物足りない麻婆豆腐ランチ。

地下鉄で通恵門站から一駅隣の人民公園站へ移動。

駅を出ると濃い緑。人民公園に向かう人が流れて行く。

人民公園の北大門入り口。

北大門に掲げてあった公園案内図(案内図をクリックして拡大表示)。

辛亥秋保路死事件記念広場の隅から『100元!』とか『200元!』と元気な声が聞こえてくる。

「蜀国画廊」と掲げられたオークション会場。

声に引き寄せられ覗いて見ると、特設ステージ上で工芸画のオークションをやっていた。100元とか200元の声はオークションを司会するオークショニアの声だった。

オークションにかけられる絵と、右端がオークショニア。

公園内を少し奧に入ると周囲に木立が多くなる。

ベンチは満席。

辛亥秋保路死事件とは余り耳にしない事件だが、清朝政府は民営だった全鉄道幹線を国有化して欧米列強に譲渡、不足がちな国費の捻出を図ろうとして、四川・広東・湖南の各地で保路事件と呼ばれる民衆の反対運動に合う。

四川省の反対運動は特に激しく、これを兵をもって弾圧、犠牲者が出る。この事件が辛亥革命(1911年秋)の発端となる。
後にこの事件は辛亥秋保路死事件と呼ばれ、 四川省の近代史上で忘れることのできない事件となった。

1912年4月、ここに建てられたのが辛亥秋保路死事件記念碑で、碑の高さは31.85メートル。

高さ31.85メートルの辛亥秋保路死事件記念碑。

さらに奥へ……

緑も深くなったけど人も多くなった。

ただただ人が多い広い緑の公園、途中で引き返した。

地下鉄人民公園站から一駅、天府広場站に戻る。
未だ日が高いので天府広場の横にある成都博物館に入ろうと思ったのだが、入り口の前は長い列が幾つもできている。

見学をパスしてホテルに戻ると、玄関前に鮮やかなクロム・イエローのフェラーリが停めてある。どんな人が乗っているのか見たかったが直ぐには現れなかった。

ホテルの前に停まっていたフェラーリ。

ホテルに戻り、フロントカウンターで三星堆博物館への行き方を確認。

咳がきつくて食欲もないので晩飯は食べずにおこうと思ったが、明日も歩くことを考えて軽く食べることにする。

春熙餃子の向かいの、一度覗いたことがある老字号に行ってみた。

真ん中の店が老字号。

真四角な店内と壁に掛かる赤いメニュー。

肥腸粉(12元/¥228)と鍋魁(6元/¥114)を注文。やはり辛い醤を入れるかどうか聞かれたが、当然入れてもらう。

肥腸粉と鍋魁。

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