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  2010年8月:ホーチミン
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【8月19日(木)】ホーチミンへ

タンソンニャット空港は雨。
機内のテレビモニターを見ていると搭乗機は警告灯をクルクル回して前を走る先導車についてタキシングしている。他の空港でこんなことあったかな?

機内のモニターに映る搭乗機の先導車。

17:00分 タンソンニャット空港着。40分ほど遅れたようだ。

到着ゲートからロビーへの殺風景な通路。

ここまで来ても殺風景。空港内のサイン以外に色がない。

入国手続きカウンターはさほど込んでいない。夏休み中なのにこんなもん?

審査官がパスポートと一緒に笑顔を返してきた。

荷物も早く出てきたようだ。到着ロビーに入る前にもう一度荷物検査がある。
どこまで行っても印象が殺風景な空港だが、その理由はメタリックな内装と広告・看板類が無いことだろうか。

手荷物ロータリーの周囲にも広告類が見あたらない。

両替所で両替。1円=202VND。韓国ウオンは1円=14KRWくらいだから202VNDは桁違いだ。手元に来たベトナム紙幣を見ると500,000VNDという単位の大きな札がある。これにはいささか戸惑いを覚える。でも、これで5,000円程か。

旅行案内所、両替所が並ぶ到着ロビー前。

ロビーの旅行案内所にも客が無く手持ち無沙汰な様子。近づいて行くと『ホテルは?』『もう決まってる』というと随分ガッカリしていた。ホテルの名前を告げてタクシー・クーポン券の料金を聞くと日本円で1000円だという。ガイドブックには市内まで80,000VND(約400円)程とあるから、安心を買うにしてもタクシー・クーポンは高い。購入をやめた。

空港ビルを出る。ビルの外に出迎えコーナーが設けられている。

出口近くの手摺りからこちら側が外で、出迎えコーナーになっている。

別の角度から見た出迎えコーナー。

タクシー乗り場の手前で客待ちをしていたのか何やら怪しげな身分証明証を見せながら、『Taxi? Taxi?』としつこく後を付けてくるお兄さん。タクシー乗り場周辺の写真を撮りながら移動している後をつけてくるからよほど客がないのだろう。

このホテルを知っているかと聞くと、よく知っているという。ホテルまでいくらなのか聞くと日本円で2,000円で好いという。到着ロビーの旅行案内所ではタクシー・クーポンが1,000円だったと言うと、臆面もなくその金額で好いという。

こちらが知っている金額は80,000VND(約400円)だと伝えると8USDでどうかと来た。今のレートだと680円くらい、好いだろう乗りましょう。
ひったくるようにして旅行鞄を曳ながら駐車場の方に歩き出したお兄さん。どの車か聞くとタクシーのサインが着いていない車を指さすではないか。『サインがついていないじゃないか。』というと、彼のタクシー会社は全部サインを着けないのだ、あれも、それからあの車も同じ会社だという。
トランクを開けて旅行鞄を入れようとするのと押しとどめて『サインが着いていないタクシーには乗らないよ』といってこっちが乗車拒否。旅行鞄を取り返して何やらわめいているお兄さんから離れる。

空港ビルの出口から一番遠い場所に客が誰もいないタクシー乗り場があった。ここにはサインを着けたタクシーが数台停まっている。信用できると聞いているVina Sunタクシーが列の最後尾に着いたので近づいて手を振ると直ぐに運転手が下りてきた。
ホテルの名前を言うと知っているというので乗り込む。

濡れた道路にはスクーターや小型バイクが流れのようになって走って行く。

スクーターや小型バイクが流れになって走る。

途中でドライバーくんが出した携帯電話がiPhoneだった。自宅に電話しているらしい。

インターネットで予約を入れたファングーラオ(Pham Ngu Lao)通りにある「Que Huong Liberty 4」ホテルまで108,000VND(約540円)。大した差額ではないが白タクに乗らなくて正解だった。
ホテルに着く頃に雨は上がっていた。スコールって言うヤツなのかも知れない。

チェックインはパスポートのみの提出。バウチャーは無いというと、サイトで予約したときの控えを持っているかという。Expediaでの予約が確定(4,270円/泊)したときの画面をプリントして持参していたので提示すると、それをコピーしてオリジナルを返して寄こした。パスポートはフロントが預かるという。パスポートを無くす(盗まれる)旅行者が多いらしい。

部屋は7階のツイン。天井が高く改装直後のようで大変にきれい。風呂はバスタブはなくシャワーだけ。

綺麗な部屋だ。右奥がバスルームのドア。

ネットワークは無線で無料。チェックイン時にパスワードを書いたメモを渡されたので早速接続。

部屋のセイフティーボックスがエラーを頻発する。2度も営繕に来てもらった。その時はエラーが出ないのだが彼が出て行くとエラーで使えない。なんとかしてもらわないと。

荷物を片付けてから軽食を食べに出る。ベルボーイにフォーが食べたいというと、躊躇無く数軒先にある店を教えてくれた。店の名前は「PHO24」。
店内でメニューを見ると東南アジアで展開しているチェーン店のようだ。店名に付く「24」はスープを24時間かけて煮込んだフォーと言うことらしい。

狭い歩道なのに店の前までスクーターや小型のバイクが停めてある。

PHO24の入り口。

テーブルに着くと何も頼んでいないのにモヤシと数種類の葉をのせた四角い皿が出てきた。

メニューから選んだのは「Pho Ga」。鶏肉のフォーだ。ビールは「333」。フォー42,000VND(約210円)。ビールは缶ビールの「333」(バーバーバーと読む)で25,000VND(約125円)。通貨の単位が大きいので、支払時に頭の中が混乱する。333は青島ビールのように軽いビールだった。

四角い皿に載っているのはフォーに入れる薬味だった。店員にどうするのか聞いたら手で適当にちぎってフォーに入れろと言う。なるほど、花菖蒲や五香粉のような香りが加わったフォーに切れのいい味わいが加わったようだ。薬味を入れなくてもスープはサッパリと穏やで上品だ。

この香草が何か調べた。四角い更に残っているのがNgo Gaiでノコギリ・コリアンダー(オオバコエンドロ)、もやし、唐辛子、ライム。フォーにのっている楕円の葉がRauque(野生のバジル)らしい。

ビールを頼んだら缶ビールが出てきた。

どうやって食べるのか店員に聞いた別皿にのった白葱の様なやつは硬く巻いた濡れ布巾だった。奥で女子店員が笑わっていた。 

ウッカリかじってしまうところだった濡れ布巾。

店の中程にあるレジの前にいる店員達。寛いだ雰囲気だ。チラチラと送られてくる視線を感じたのでカメラを向けると笑顔を返してくれた。

のんびりした店員達。

フォー屋の隣でペットボトルの水1.5L入りを買う。8,000(約40円)。
冷蔵庫の中にも500mlのペットボトル水が2本入っていたが値段表を見たら1本20,000VND(約100円)だった。

部屋に戻り再度セイフティーボックスを見てもらう。やってきた営繕が電池を交換してくれたが、やはりエラーが出た。明日、交換すると言いながら引き上げていった。

窓の外に見える高層ビルは何だろう?

2時間の時差を調整のため、11時半まで起きていたがさすがに眠くなってきた。

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