【7月12日】 ボウネス・パーク(Bowness Park)
9時過ぎにベランダで新聞をながめながらのんびりと遅い朝食をとる。
午後はScott、Helenaと一緒にBow Riverまで散歩に出かける。
家の近くを走るカナディアン・パシフィック鉄道(Canadian
Pacific Railway)に沿って歩いたが、道から離れるまで走って来た貨物列車の最後尾を見ることができなかった。
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カナディアン・パシフィック鉄道。 |
Bow RiverにはRothkoも同道する。
大変におとなしく初対面の私にも親し気に接してくる。
Bow Riverは川下りを楽しむゴムボートがひっきりなしに流れてゆく。
Rothkoは川には入るのだが泳げないそうで、おぼつかない水中の足下におどおどしている。
Bowness Parkまで足をのばす。
Rothkoを岸に残して時間貸しのカヌーで環状になっている川を3人で1時間ほどかけて一周した。川を一回りしてRothkoが待っている岸の前を通り過ぎようとすると、置いていかれると思ったのか悲しそうに大声で啼き騒ぐのには閉口した。
川の畔では現役を引退した人なのだろう、精巧な船の模型を浮かべて楽しんでいた。
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ボウネス・パークのボウ川。 |
少し涼しくなった頃Scottと一緒に空港で紛失したベルトの替わりを買いにショッピングアーケードまで出かける。
ベルトは$37.44CAD。ついでにカナダの歌手でその声が昔から好きだったAnne
Murreyと、Scottに勧められたSarah McLachlan、偶然見つけたPeggy LeeのCDを1枚ずつ買う。3枚で$65.24CAD。
その後Safewayというアメリカ系の大型スーパーマーケットに寄って安全剃刀($6.41CAD)と今夜のための赤ワイン1本($23.54CAD)を買う。
Arthur Nishimura ・ Louise Page夫妻が一緒に夕食を楽しんだ。
Nishimuraは物静かな写真家でカルガリー大学の教授も勤めている。Louiseは画家で大変明るく楽しい会話をする人だ。NishimuraはMacintosh
128Kからのユーザーだそうで、古いMacintoshの話に弾んだ。
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Louise ・ Nishimura夫妻、Rothko、Helena。庭先にて。 |
宴たけなわの11時を過ぎても空が明るい。気が付くと夜中の12時を回っている。
多分このテンポに慣れた頃にカナダを離れることになるのだろう。
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