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2010年11月:松虫寺 松虫姫伝説┃松虫寺まで┃仁王門┃薬師堂┃鐘楼┃瑠璃光殿┃松虫皇女之御廟 松虫姫神社┃六所神社┃松虫姫堂┃道祖神┃癒しの里┃杉自の塚┃松虫姫公園┃地図
【松虫寺 仁王門】 出発地の北総線・印旛日医大前駅から1.2kmほど、ノンビリ歩いても20分足らずだろうか。
享保3(1718)年に改築されたという朱塗りの仁王門。赤く塗られている屋根が何で葺かれているのかは分からない。
山号額(山門に掛かる額)の「摩尼珠山」の書は「松虫寺の概要」にもあるように儒者で能書家として知られる佐々木文山によるもの。
仁王門の左右にはユーモラスなギョロ目の阿形・吽形の力士像が立つ。それぞれの像の足もとの辺りの孔子壁には、ここから撮影するようにとばかりに10cmほどの穴が空いている。
仁王門をくぐる時に左手の張り紙に気がついた。本尊開帳が33年に一度であると書かれている。
仁王門を抜けると左側には「印西大師第七十五番札所」が建つ。
右を見ると苔で表情が分からなくなっている地蔵尊がこちらを見ている。台座に刻まれている文字も摩滅して定かには読み取ることができない。
さらに右の方には、近年献像されたと分かるふくよかな顔立ちの弘法大師蔵と四国八十八カ所巡拝祈念碑が立つ。
仁王門右手に雷に打たれたのか幹の太さの割りに背の低いイチョウの木がある。松虫姫が病癒えて都に帰るときに、使っていた銀杏の枝の杖を立てていったところ、後に芽を吹いて成長し今に残るといわれている老樹だ。ということは樹齢1,200年余ということだが、それにしては細すぎないか。
イチョウの木の裏に回るといかにも古い石碑が二基。大きな方には「普門品一萬巻供養塔」 と刻まれているのが読める。小さな方は風化と苔で読み取りにくいが一部に「西應寺」と読める部分がある。
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