【5月19日(月)】銀閣寺
7時半頃、布団を上げ食事の支度に掛かっても良いかと部屋の電話が鳴る。部屋で食事はこの辺りが落ち着かない。
部屋が片付くまで大浴場で朝風呂。大浴場入り口付近にこの風呂は温泉だと書かれていた。
8時朝食。
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粥にしてもらった朝食。 |
10時チェックアウト。
タクシーで蹴上のウエスティン・都ホテルに移動。
ホテルのフロントに荷物を預けてタクシーで銀閣寺に向かう。
ホテルの前でタクシーに行く先を告げると『銀閣寺は修復工事が始まっていて入場はできるが見ることができないですよ』と申し訳なさそうに運転手氏。構わず行ってもらう。
銀閣寺(東山 慈照寺)参道近くでタクシーを降りる。
4、5人連れの修学旅行生が何組も見学に来ている。
それぞれのグループに付き添っている大人は何れも濃い色のスーツにネクタイ姿で、生徒との距離感を見ると先生ではなさそうだ。学生とのやりとりをそれとなく聞いているとどうやらタクシーの運転手らしい。
グループ毎にチャーターしたタクシーで移動しているってことか。この組み合わせ、学校にもタクシー業界にもメリットがありそうだ。
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東山 慈照寺(銀閣寺)山門前。 |
入場券売り場で訊くと今年2月に始まった修復工事は終了まで2年かかるそうだ。
入場券を買って中にはいる。学生の頃にも来ているはずなのに何も覚えていない
。銀閣はスッポリと工事用の覆いに囲われている。
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銀沙灘、向月台と囲いの中の銀閣。 |
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錦鏡池と東求堂、周囲の植え込みは未だ緑に濃淡が残っていた。 |
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筋交いで補強された柱だけを残して完全に壁が取り払われていた銀閣。 |
銀閣寺の庭だけを見学してからちょうど店を開けている総門前の「世續茶屋」で一休み。
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「世續茶屋」。 |
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世續茶屋の抹茶とくず餅で一休み。 |
銀閣寺に向かうときにも声をかけられた人力車のお兄さん達。しきりに乗らないかと勧めるのを2年後に来たときにお願いすると言って断る。
左側のお兄さんはまだ新米のようで、2年後(銀閣修復が終わる時期)の意味が分からなかったのだろう、訳の分からない返事をして先輩格にたしなめられていた。
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車引きのお兄さん達。右が先輩。 |
鹿ヶ谷疎水(琵琶湖疎水)に沿って哲学の道を若王子神社に向かって歩く。
疎水の水は澄んで底まで見える。桜の時期は大勢の人が行き交うのだろうが今日はすれ違う人もない。
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鹿ヶ谷疎水と哲学の道。 |
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疎水を渡るのは生活排水を疎水に流さないための生活配水管? |
「寺の前橋」で哲学の道を離れタクシーでホテルに戻りチェックイン。
部屋を5階の広いベランダ付きにアップグレードしてもらう。アップグレード費一泊7,000円。サッシのガラス戸越しに明るい日差しが入り部屋も広く見えてこのアップグレードは価値がある。
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アップグレードしてもらった部屋。 |
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ベランダに出て東に見えるのは如意ケ岳と大文字山か。 |
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緑の中に見える大きな屋根は方角から見て南禅寺だろう 。 |
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ベランダからのパノラマ写真。
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晴れた日はさぞ気持ちが良いだろう広いベランダ。 |
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滞在中パラソルを広げる程の日差しはなかった。 |
荷物をほどいてからタクシーで四条河原町の「ギャラリーギャラリー」に成田久くんの個展「衣殖[いしょく]/ISHOKU」を見に行く。画廊は銀座の「奧のビル(銀座アパートメント)」を思わせる古い寿ビルの5階にあった。
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あでやかで濃厚な空気が漂う「衣殖」。 |
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一枚一枚が実用にもなる「お絞めください」。 |
「ギャラリーギャラリー」で聞いた「くりた(344-0456)」を探しながら高瀬川沿いをぶらつく。ずいぶん前に泊まった「金岩楼別館」はもっと南寄りだったか、高瀬川を見て思い出す。
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濃くなり始めた緑に覆われる高瀬川。 |
先斗町に回って今月13日に出張の折りに立ち寄ったJazz
Barを探してみる。ドアが閉まっていたので確信はないが、どうも"Hello Dolly"らしいが自信がない。暗くなってからもう一度確認しに来よう。
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小雨も上がった先斗町。 |
歩き疲れたので先斗町の喫茶店「はまゆう」で一休みする。パラパラ降り出した雨もひどくならず傘を差さずにすんだようだ。
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中はどうと言うことのない普通の喫茶店だった。 |
木屋町からタクシーでホテルに戻る。
夕食は関西のすき焼きを食べたことがないので寺町三条の「三嶋亭」に行こうと思っていたのだが、シャワーを使ったら出かけるのがおっくうになってしまい、ホテル内の京料理「浜作」に変更。
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京料理「浜作」。 |
京料懐石の「八坂」を注文。
13,650円/人。
酒代も含めて二人で35,457円也。品書きが出なかったので、材料と調理方法は写真を見て想像するしかない。
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前菜と酢物。 |
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向こう付け。 |
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吸い物。 |
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焚き合わせ。 |
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凌ぎ。 |
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焼き物。 |
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揚げ物。 |
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合肴。 |
最後はご飯に留椀、水物で満腹。
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