【12月31日(月)】伊豆オルゴール館
大晦日。快晴。
東京駅の乗り換えコンコースは旅行者でごった返していた。
11:00発「スーパービュー踊り子5号」は満席で東京駅を出発。伊豆高原駅着13時05分。
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初めて下りた伊豆高原駅で乗ってきた列車を見送る。 |
伊豆高原駅で降りた人は少なかった。伊豆高原駅、改修工事が済んで間もないのか真新しい駅だ。
鉄道もこの頃ようやくバリアフリー化が進んで来て、ローカルな自宅近くのJR駅でもエレベーターやエスカレーターが利用できるようになったが、観光地では当たり前のことなのだろう。この駅では改札機さえ設置されていなかった。
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黄色い立て看板は台湾からのお客さん向けなのか? 旧漢字が使われている。 |
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改札口の前は天井の高いロビーが明るい。 |
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駅の外は直ぐに駐車場。 |
駅から徒歩で10分足らずだという「伊豆オルゴール館」を覗いてみた。風が冷たくなってきた中を歩き始めたが、駅前から国道135号線に出て直ぐだった。
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モダンな印象はここまでだった。 |
館内の半分が土産物売り場と手作りオルゴール体験工房、残る半分に大小様々なオルゴールや蓄音機が展示されている。30脚ほど並べられた椅子の前に並べられたオルゴールは1時間に1回実際に演奏されるようだ。
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椅子の前に陳列されているオルゴール達。 |
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大型の自動演奏装置(Arubro Dance Organ)も実際に演奏されていた。 |
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飾っておくだけでもいいガラスドーム入りの手回しオルゴール。 |
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名機"Victor Victrola Credenza 1925年製"。 |
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演奏を記録・再生する"Steinway Duo-Art Piano 1913年製"。 |
伊豆高原駅に戻り駅前から旅館の送迎バスに乗る。
2006年にオープンした新しいタイプの温泉旅館、「八幡野温泉郷
きらの里」は送迎バスで駅から10分足らず、伊豆オルゴール館横の坂道を登った所にあった。
バスが門をくぐって短い急な坂を上ってゆくと白壁と墨肌の木造の大きな建物の前に出た。玄関脇に「帳場」と書かれた大きな提灯が下がっている。ここでチェックイン。
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玄関を開けたところが帳場になっている。 |
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帳場横にしつらえられた囲炉裏で一休み。 |
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チェックインして帳場横に出るとカタカタと水車が回っていた。 |
宿泊設備がコテージで提供されている「きらの里」の部屋は里山を再現した広い敷地に点在している。
部屋に向かうにも荷物は自分で運ぶのが「きらの里」流らしい。チェックインを済ませて帳場の右に回ると初めてきた所なのに懐かしい風景が広がる。
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始めてきたのに見たことがあるような風景だ。 |
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部屋までの石段を登る。 |
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別邸「山の音」は1階と2階がある。 |
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フローリングの部屋の奧が和室。 |
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和室には大きな電気炬燵が据えてあった。 |
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部屋着の作務衣はチェックインするときに無償で貸してくれる。 |
部屋に落ち着いてから早速、部屋の下に見える大浴場「杜の湯」に温泉を浴びに出る。
夕食はこれも部屋から外に出て帳場の前に建つ「楽庵」にある「山ぼうし」で溶岩焼き。鉄板ではなく溶岩石のプレートで肉や野菜などを焼くので脂っこくない。
夜10時を過ぎると足湯場の近くに無料で年越し蕎麦を提供する夜泣き蕎麦が出た。他にも新年を迎えるカウントダウンや初詣が企画されていたが部屋で炬燵に入りながらテレビを見て大晦日の夜を過ごした。
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