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  2004年12月:印旛沼界隈
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【12月】まがり屋内部

長めの暖簾をかき分けてガラスの嵌った格子戸を開けると、高い天井の下、納戸の黒光りする板戸と大きめの柱時計、その前に長火鉢と手あぶり、囲炉裏がある。

黒光りする板戸と長火鉢、囲炉裏に手あぶり。

右手には飯沼本店の商品が並ぶ。車を運転しない人は左奥のカウンターで試飲もできる。

正月用なのだろう菰樽が置いてあった。

大きな格子戸から明るい陽射しが差し込む左手の座敷きではまがり家弁当、お茶と酒饅頭などを味わうことができる。

明るい陽射しが差し込む座敷。

縁側の二段の棚にはときどき陶器や立体作家の作品が並ぶことがある。広い欄間には受賞した酒の賞状が架かっている。

居心地のよさそうな座敷き。

玄関を入って右手のレジカウンター前にある階段は「まがり家ギャラリー」への入口だ。
さっそくブーツを階段横のスリッパに履き替えて上がってみる。入館無料。

正面の階段が「まがり家ギャラリー」の入口。

階段を上ると中二階のギャラリー受付。テーブルの上には記名帳を置いてある。
ここにも作品が展示されている。ここから上は白い壁と黒光りする柱のコントラストが見事な空間だ。

中二階にあたるギャラリー受け付け。

記名して振り返ると2階への階段がある。三角の天井でまがり家の大きな屋根の真下にいることが分る。

中二階から2階への階段と三角天井。

2階も高窓から差し込む陽射しと白い壁で柔らかい明かりに満ちている。

黒光りする柱や梁と白い壁のコントラストがきれいな空間だ。

棚に並んだ酒を前に求める1本を選びかねているときにいつも相談に乗ってくれる心強いまがり家のスタッフ、Mさん、Yさん、Kさんの写真を撮らせてもらうのにずいぶんねばった。

レジカウンターでMさん(左)とYさん。

「冬は酒」を手にKさん。

この日は打合せに来たというミノさんと偶然顔を合わせた。
ミノさんはギャラリーや梟の森工房を含むまがり家全体のイベントの企画を手伝っているデザイナーだ。彼とは銀座のギャラリーオカベを通じての知り合いでが永いつきあいが続いている。

居合わせた、これも写真に写るのをいやがるI婦人を強引に説き伏せて記念撮影となった。

ミノさんとまがり屋レディーズ。

この辺でお昼時になっても食事のできる所がないのだが、さいわいまがり家には「さんまの巻き飯」が用意されている。
炊きおこわを秋刀魚で巻いたご飯に吸い物と一品がついて850円。

囲炉裏の前でも座敷きでも緋毛氈を敷いたベンチでも食べられる。予約すれば本格的な弁当も用意してもらえる。
この日の「さんまの巻き飯」は詰め物をした高野豆腐の煮物、ふろふき大根、粕汁が添えられていた。

さんまの巻き飯。

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