【5月13日(木)】下田海中水族館
最後に下田には行ったのはもう10年も前になるだろか、今の職場に転職する前で娘も未だ結婚していない頃だ。
この10年は早くて長い10年に感じる。下田もまた近くて遠い観光地だ。
東京駅からスーパービュー踊子号で伊豆へ。
旅の相棒もだんだん階段の昇り降りに時間がかかるようになってきた。
エスカレーターがあれば多少遠回りでもそちらに足が向く。
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スーパービュー踊子号最後尾で。 |
プラットホーム下のコンコースにある駅弁売り場で特別豪華版弁当を調達。
この駅弁1個2,800円也。名前も「極附」。後学(高額?)のためにチャレンジしてみた。
価値があったのか無かったのか?
駅弁「極附」は値段を考えれば当然とも言える味と内容だった。
これで2,000円を切る値段なら大いに評価できるのだが、この値段なら当たり前の内容だろう。話の種にはなるかもしれない。
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スーパービュー踊子号。 |
車内はグループ旅行で昂揚しているのだろう、談笑する声が響く。
人のことは言えないが年輩のグループ客が多いようだ。
伊豆急下田駅まで東京駅から直通のスーパービュー踊子号で約2時間45分。
距離感の割には時間がかかる。やはり下田は近くて遠い所だ。
宿泊は下田大和館。
7年ほど前に父を連れて出かけた伊東大和館の姉妹旅館だ。下田駅前から旅館の送迎バスで15分ほど揺られ、国道136号腺から多々戸浜に向かって下りて行く。浜の脇の急な坂道を上った岬の上が大和館だ。
部屋は内廊下を挟んで6畳と10畳の二間。二人で泊まるには広すぎるくらいだ。
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ゆったりした部屋だった。 |
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部屋の外の庭からは多々戸浜が見下ろせる。 |
宿に荷をほどき一息入れてからタクシーを呼んでもらい下田海中水族館に行く。
28年前にここに来た時は風が強く、美香が帽子を海に飛ばされたのを思い出した。
館内のアクアドームもラッコハウスもシーパレスも10年前と変わっていない、というより古ぼけていないのは未だに人気のある観光施設だからだろう。
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アクアドームの中をゆったり泳ぐエイ。 |
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アクアドームのデッキで。 |
ラッコハウスは給餌時間だった。餌の貝をもらったラッコが観客と水槽を仕切っている厚いガラスに叩きつけるけたたましい音に驚かされた。
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餌をもらうラッコ。 |
海の水族館シーパレスではライトアップされたミズクラゲが暗い水槽を漂っている。
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ミズクラゲ。 |
薄曇りの低い空の下、マリンスタジアムではかつてより洗練されたプログラムでイルカショーが行われていた。
少ない観客にもかかわらず熱心にイルカの演技を指導しているトレーナー嬢の絶えない笑顔が印象的だ。
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水中から飛び出して一気に輪をくぐる。 |
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これも水中から飛び出しての宙返り。 |
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トレーナーとの水中散歩。イルカは裏返しで泳いでいる。 |
閉館時間の4時30分まで土産物売り場を冷やかし水族館前まで迎えに来てもらったタクシーで旅館に戻る。
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