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  2004年8月:房総半島
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【8月】 妙法寺

天拝園の立て看板を通り過ぎるとすぐに右に下りる小さな道がある。妙法生寺の境内への入口だ。

右の小さな道を入って行くと直ぐに妙法生寺の境内に出る。

小道を奥まで入って行くとそこは山あいの狭い敷地に建つ妙法生寺の境内だ。杉木立の中にバイクを置き奥に進む。
石段の上り口右手に悩みごとを流してくれると言う「水掛け水神妙神」がある。石段の上に日にさらされて白くなった本堂を見上げる。

石段を上って行くと足音に気づいたのだろう犬が吠え出した。石段を上りきって啼き声のする方を見たら繋がれた3匹の犬がこちらを吠え立てている。

本堂の左横では大きな木魚に寄りかかった丸っこい形の地蔵が居眠りをしている。

石段の上は妙法生寺本堂。

居眠り地蔵「おねむ」(左)と水掛け水神妙神。

境内奥から見た本堂の横手。

居眠り地蔵の先には天拝壇に上る足場の悪い石段がある。

天拝壇に上る石段。

石段を上りきった所がこの丘の頂上だ。そこには周囲をガラス窓で囲まれた小さなお堂があり、中には眼を大きく見開いて手を合わせている立像が安置されている。近くの看板に「大日天堂天拝壇、日蓮ゆかりの地」とあった。

石段を上りきると小さく開けた頂上に小さなお堂があった。

天拝壇と中に安置されている眼の大きな立像。像は日蓮像か?

天拝壇から像の見ている方角を望むと緑濃い房総が広がる。確かめなかったが太陽の向きを見ると像は東の方角を見て手を合わせているようだ。

天拝壇から下り一度車道に出て妙法生寺の真向かいにある六即門(ろくそくもん)に向かう。振り返ると妙法生寺の全景が見える。

妙法生寺全景。本堂後ろの森の上から天拝壇の屋根が覗いている。

六即門の横に立てられた説明板に

「天拝園とは、一年中の日の出が水平線より拝めますので天を拝する所という意味です。此の山は古来より初日山、初日千光峯とも呼ばれ、頂上は国見の地でもあります。」

とあり、この地の名前の由来が分る。門をくぐり順路を示す標識に従って頂上を目指す。

六即門。周囲は紫陽花の群生。

周囲は一面に紫陽花だ。細い階段の両側にはイノシシの侵入を防ぐためのネットが張られている。この辺にはイノシシの他にタヌキ、キツネ、ニホンザル、アナグマ、ニホンシカが生息していると説明板にあった。

国見の地と言われた頂上には小さな祠があり、傍らには「天照宮縁起」と題された大きな石碑が立っている。

傍の石碑からすると「天照宮」というのがこの祠の名前なのだろう。


 「天照宮縁起」と題された石碑

 日蓮は日本国の中には安州のものなり
 總じて彼の国は天照太神の
 すみそめ給いし
 國なりといへり…

 うんぬんと続くが刻まれた文字が
 浅くなって
 読み取れない所もある。

天を拝むとも国見の地とも言う小さな山の頂上からぐるりと見回す。汗をかいた後に乾いた風が爽やかだ。


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