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       【5月6日(木)】雲峰劇院公演 
      外灘で歴史的建築群を見た後、昨日下見をしておいた雲峰劇院に今夜の切符を買いに行くことにした。南京東路駅から2号線で静安寺に移動。 
         
        雲峰劇院の入り口上に横断幕『熱烈歓迎参加上海”世博・金玉蘭奨”青少年、中老年芸術賽一行貴賓』が掛かり、中から色とりどりのコスチュームを着けた一団が大勢出てくる。今日は何かの大会に劇場を貸しきりにしたようだ。 
      
         
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          | 入り口に掛かった横断幕。 | 
         
       
      しばらく様子を見ていたが出てきたのは中老年のグループばかりで青少年の姿がない。大会で優勝だか入賞だかしたグループもありトロフィーと賞状を中心に興奮が冷めない様子だ。 
         
        何の大会なのか聞いてみたが要領を得ない。舞踏コンクールのような物らしい。 
      
         
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          | ユニホームで若く見えるお母さんグループ。 | 
         
       
      雑技を見られないのはちょっとガッカリたが念のためチケット売り場を覗いたらドアを開けてくれた。今夜は雑技の公演は無いのかと聞くとあるという。 
         
        入場料は280元(約3,920円)、200元(約2,800円)、150元(約2,100円)で全席指定。200元の席を買う。前から4列目だ。、 
      
         
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          | 座席は指定になっている。 | 
         
       
       開宴まで一時間半はある。どこぞで夕食をと思い、静安寺の辺りまで戻ると「一茶一坐」の看板があった。中国茶を出す喫茶店かと思ったが入り口のポスターに食事の写真が載っている。 
         
        入り口でメニューを見せてもらったら一人用に工夫された料理(台湾風)もある。店内もゆったりとしていて時間を潰すにはいいようだ。 
         
        香勁羊肉石鍋(羊肉の石鍋煮込み)48元(約672円)。 
        料理だけかと思っていたら出てきたお盆には白飯、漬け物、サラダ、小皿も載っている。石鍋は熱々で出てきた。サラダはどんな水で洗ったのか分からないので熱い石鍋に入れる。 
         
        テーブルに着くと直ぐに出てきた小さな器の冷たい中国茶はサービスじゃなかった。そうだよね、中国ではそんなことあり得ない。伝票にはこのお茶が7元(約98円)で、〆て55元(約770円)とあった。 
      
         
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          | 香勁羊肉石鍋。 | 
         
       
      食べ終わって店を出るとすっかり日が暮れている。店が入っている建物もライトアップされていた。 
      
         
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          | 「一茶一坐」の入り口。 | 
         
       
       
      
         
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          | ライトアップされた「一茶一坐」の入っている建物。 | 
         
       
      雲峰劇院に戻るとこちらもライトアップされ昼間とは違って本番モードだ。駐車場に入った観光バスから団体客も降りてきた。 
      
         
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          | 本番モードの雲峰劇院。 | 
         
       
       
      
         
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          | 劇場前のホコリを被ったフェラーリ。 | 
         
       
       
      
      雲峰劇院の一階席は殆どが観光客のようだ。二階席に客はいない。3割くらいの入りと言うところだろうか。 
         
        プログラムは見応えがあった。席は前列から4列目、通路側で前には邪魔になる観客がいないので見易かった。 
      
         
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          | 空席の方が多い観客席。 | 
         
       
      公演が始まると直ぐに最前列から四列ほど空いたままになっている席(280元)に、後方の席からカメラを手にした不心得な御仁がバタバタと小走りでやって来て無遠慮に陣取った。明らかに日本人だ。 
         
        真後ろはロシア人らしき一団で、見にくそうにしている人もいる。自分のことしか考えていないのか、旅先での破廉恥なのか、あるいはその両方なのか。そんな同胞を見て腹が立ち、思わず低い声で『恥ずかしくないのか!』と一喝が出てしまった。かの御仁、慌てて自分の席に戻っていった。 
       
      
         
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          | オープニング。 | 
         
       
       
      
         
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          | 棒のぼり。 | 
         
       
       
       
      
       
      
         
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             アクロバット。 
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          | これだけのフラフープはさすがに重そうだった。 | 
         
       
       
      
         
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             曲乗り自転車。 
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             大籠バイクの出演者。中央は女性ライダー。 
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      最後の演目の「大籠バイク」。籠に2台入って走るのは昔日本のどこか見た記憶があるが3台入るのはここで初めて見た。3台どころか4台目も籠に入った。これだけでも喝采ものなのにダメ押しの5台目が籠の中に入った。それも女性ライダーだ。 
      
         
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             フィナーレ。 
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       北京の朝陽劇場で見た雑技と似た演目もあったが雲峰劇院の目玉は大籠バイクだろう。演目と演目のツナギはスピーディーでアッという間に一時間半が経ってしまた。ロビーでは出演者が衣装のままでDVDを売り歩いている。何分くらい収録されているのか聞いてみたが上手く伝わらなかった。 
         
        劇場を出ると直ぐに財布や腕時計の偽物売りが近寄って来た。財布は4つで1000日本円だという。 
         
        ゲートのところまで出ると後から「Excuse 
        me!」と声をかけられた。 
        振り返ると若い女性の二人連れ。 
        『貴女たち、日本人?』 
        『はい。このカメラで、このゲートの文字が入るようにしてシャッター押していただけませんか?』 
         
        写った写真を見て満足して貰えたようだ。 
        旅先で同国人に声をかけられたのを思い出せないから、きっと今回がは初めてだろう。 
         
        万航渡路に出るまでの間、財布や腕時計の偽物売りが煩くつきまとってきたが無視を決め込んで歩き続ける。 
        万航渡路に出るトライとアップされている建物が並んできれいだ。  
      
         
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             万航渡路。 
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             静安寺。 
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             南京西路。 
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      華山路、静安寺の周辺で夜景を撮影してからホテルに戻ったら11時を過ぎていた。 
      
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