【9月14日(日)】 東河橋
ホテルの周囲を一回りした後は、混んだメインダイニングルーム「那魯彎餐廳」で出発時間を気にしながら慌ただしい朝食(ビュッフェ)を済ませてバスへ。行く先は東河橋。
東河橋は馬武窟溪が太平洋に注ぐ河口を跨ぐ橋で新旧、二つの橋が架かっている。見学したのは旧東河橋。
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北側の旧東河橋。 |
1930年に完成した旧東河橋は嘗ては「吉困橋」と呼ばれていた橋で、日本の技師が設計した吊り橋だった。当時は東河部落と泰源盆地を繋ぎ新港へ通じる唯一の道で、一度台風によって壊れてしまったが1953年に再建されている。
旧東河橋は橋の上からでは分からないが、河の北岸側と南岸側でその構造が違っている。硬い石灰岩(白色帝王席)の河の北岸側はアーチ型の橋脚、柔らかい堆積層の南岸側は支柱で支えるラーメン構造をしている。 現在は老朽化が進んだために歩行者のみに通行が許されている。
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北側のアーチ橋の下に見えるのは新東河橋。 |
歩行者専用になった旧橋に代わって旧東河橋の下流、小馬路(11号路)に新東河橋が架けられている。
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河口に近くに架かる新東河橋。 |
旧橋の上から河を見下ろすと馬武窟溪を埋めるように崩れた白色帝王石がゴロゴロしているのが見える。
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馬武窟溪を埋める白色帝王石。 |
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周囲の緑に映える白色帝王石。 |
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南側の旧東河橋。 |
ツアーガイド氏が旧橋の上で渡してくれた包子はこの界隈の名物包子だそうだ。見た目は小型の肉まんだが、やさしい味で確かに美味かった(写真は無し)。新東河橋から小馬路を南に100メートルほど下った「纏記旧街東河包子」で売っている。
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