来たことがあるはずの三千院だが、バス停に下りたところから既にその記憶も怪しい。
小径に入りゆるゆる上るが初めて目にする光景ばかりだ。
何処か別の場所と勘違いしていたようだ。参道に続く小径はも人通りもなく、途中の土産物屋や茶店の類も戸を閉めている店が目立った。
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大原バス停から三千院方面の小径を入るとすぐに紫蘇畑。 |
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営業している店が少ない中、昼食をとった茶店。 |
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こんな小径を10分程上るのだが、すれ違う人も無い。 |
三千院の前まで来て、ここは初めてであることがはっきりした。
少ない旅行者の中でも女性だけのグループが多く目に付くのはここが三千院だからか、季節のせいか。
小径を挟んで反対側に軒を連ねる土産物店の、客を呼び込む声ばかりが元気だった。
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三千院の入り口。 |
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客殿・見書台から見る聚碧園は木々のひだが厚い。 |
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奥の方からから見た聚碧園。 |
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池泉回遊式庭園の有清園に囲まれる往生極楽院。
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有清園の苔と杉木立。紅葉樹は秋のもみじを想像させる。 |
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金色不動堂の左手はスッキリとした山庭になっている。 |
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有清園の苔に寝転ぶ幼児の地蔵が三体。 |
字游工房の鳥海さんに薦められて出かけた「阿吽坊」。
既にいろいろなところで紹介されている。一月ほど前にごく近くの旧店から現在の場所に移られたそうだ。
もし鳥海さんから薦められていなかったら、お店にたどり着けたとしても、とてものれんをくぐる勇気は湧かなかっただろうと思う玄関の佇まいだ。
いただいた料理はどれも楽しく美味しかった。
地ビールの「古都」はベルギービールに似た風情だ。酒は菊正宗。
楽しい会話と料理で少し飲み過ぎた夜だった。
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阿吽坊の入り口。美味いモノが食べられるという期待が膨らんだ。 |
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奧に用意されたカウンターは前が大きなガラス張り。 |
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強面の店主、田島さんと言葉を交わすと酒と料理が進む。 |
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