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【8月20日(火)】ラーンナー民族博物館(Lanna Folklife Museum)

三人の王像の前の道、プラポクラオ通りを挟んで真向かいにある、白いコロニアル風の二階建ての建物が「ラーンナー民族博物館」、元はチェンマイ市の裁判所だったらしい。

元は裁判所だったラーンナー民族博物館。

ラーンナー民族博物館の門標。

宗教と迷信の影響を大きく受けたラーンナー文化は、生活の中に祈りの場や聖域、仏塔を建てることに熱心だったようだ。

生活の中に溶け込んだ信仰と迷信。

タイヤイ(Tai Yai)美術の仏像。

華やかな飾り物は宗教行事になくてはならない「お供え」。ラーンナーの人達は、このお供えによって人生に大きな幸運と繁栄がもたらされると信じていた。

お供え(1)。

お供えは布、紙、椰子の葉等で作られるが、花やバナナの葉を利用して豪華に飾り立てられる。

お供え(2)。

ラーンナーの漆喰彫刻(レリーフ)は仏像や精霊像、寺院建築の飾りなどに使われているが、中でも有名なものにインドのブッダガヤ様式を模したと言われているワット・チェットヨート(Wat Chet Yot)のお堂に施されている像がある。

漆喰彫刻像。

ガラスのケースに収まっている大きめの短冊の綴りに書かれている文字を見た時に『タイの文字じゃないなぁ、ビルマかな?』ケース横の説明には『パプサ(Pap sa)と呼ばれる桑の木の樹皮で作られた厚手の紙を綴じたものに書かれているのは、クート(Kut)と呼ばれる植物の茎を墨に浸して装飾的に描かれた文字。仏教の聖典と違って、魔除けや占星術、儀式に関することが書かれている』帰国してから調べたらミャンマー(ビルマ)の古い文字のようだ。

次の写真も同じケースに陳列されていたもの。こちらは紙にペンと墨で書かれた後代のもののようで、やはりミャンマーの文字のようだ。

この建物は19世紀の終わり頃、ウパラト・スリヤ皇太子(後のイントハワロロ・スリヤウオンセ(Inthawarorot Suriyawongse)皇太子・チェンマイの第8代王)の家としてチーク材で建てられた家だ。

1957年にチェンマイ地方裁判所がこの建物内に設けられている。その後、旧市街の再開発に伴い裁判所が移転し、2005年にラーンナー民族博物館として利用されるようになった。

二階も壁と床がチーク材で仕上げられている。

チェンマイ、ウイアン・パパオのウイアン・カロンの古代窯で焼かれたという釉薬を使った陶器が一つだけ飾ってあったが描かれている柄がいい。説明書きには500から700年前に焼かれたものだと説あった。

釉薬を使った陶器。

こちらは説明無しの素朴な焼き物。

二階の一室にここが裁判所だったことを示す部屋が残されていた。ここで誰が何を裁かれたのか、こぢんまりした法廷だ。

法廷跡。

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