【4月22日(日)】 書体を作る職人
岩手県立美術館が企画する講演会ミーツ・ザ・アーティスト第1回「書体を作る職人 鳥海修の”日本人にとって文字は水であり米である”とは」は14: 00から15: 30まで、美術館一階のホールで開催された。
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職員が椅子を追加するほど集まった聴衆。 |
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ホール片隅に並べられた字游工房の仕事を熱心に見る人達。 |
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講演スタート。 |
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話の枕は鳥海さんの故郷、鳥海山のことから。 |
話が終わったところでいよいよ作字の実演に入る。
描く文字は鳥海さんの問いかけに応えて、最前列に座っていた中学生(ここに中学生がいること自体驚きなのだ)がリクエストした「こ」。
鳥海さん: 何故「こ」がいいの?
少年: テストでハネるところを忘れて何時も×をもらうので、ハネるところがない「こ」が欲しい。
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作字を目撃しようと講壇を取り囲んだ聴衆。 |
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手元を食い入るように見つめる眼眼眼……。 |
スケッチからアウト・ライン取り、墨入れまで一気に仕上げて、「こ」の完成までおよそ20分。
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実物投影機でホヤホヤの「こ」をお披露目。 |
「こ」をリクエストした少年は母親に連れられて来ていた菅原くん。
最後に「こ」が描かれた台紙に鳥海さんがサインをして菅原くんにプレゼント。様子を見守っていたお母さんの方がビックリしていた。
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菅原くんよりも鳥海さんの方が嬉しそう。 |
講演後の取材を終えた鳥海さんと共に、美術館の公用車でホテル・エース盛岡まで送っていただいた。
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