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       【12月2日】 北京站周辺 
      5時起床。 
        晴れ。 
         
        シャワーを浴びてHarmony Hotelの周囲を探索する。外は未だ真っ暗。 
        寒さを覚悟して外に出たが東京にいるときと変わらない服装でもさほどの寒さを感じない。 
         
        ホテルを出て直ぐの細い露地、芝麻胡同に入ってみた。 
        北京駅の真ん前にあたる場所だというのにまだ胡同が残っている。 
         
        路地の奥から自転車や徒歩で表通りに向かって出てくる人が絶えない。仕事に出かける人達だろう。 
        すれ違う彼らの視線が遠慮がちにこちらに向けられるのが分かる。更に奥の方で明かりが煌々としているのは朝食を売っている店のようだ。 
         
      揚げパンや煮卵を売っている店が数軒並んでいた。 
      
         
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          | 路地を奧に入ると働きに出る人達に朝食を提供する明かりが並ぶ。 | 
         
       
      店先で粉をこねているのは揚げパンを揚げているようだ。 
         
        写真を撮るだけでは申し訳ないので話しかけたら韓国人と間違えられた。 
         
        日本人だというと一気に話しかけてくる。こっちは片言も覚束ないのに、それでも知らない土地で言葉をかけることは大切なことだ。その場の空気が一気に和むのが伝わってくる。       
      
         
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          | ひっきりなしに客が出入りする揚げパン屋さん。 | 
         
       
      店先のテーブルに載っているビニールカバーの下から既にこねてある生地をちぎり、こねてのばして傍らの油の鍋に入れて引き上げる。上がったパンを鍋から引き上げるのも素手だ。 
      
         
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          | お前は韓国人かと手を止めずに話しかけてきた揚げパン屋さん。 | 
         
       
       少しずつ空が明るくなってきた。 
         
        揚げパン屋から更に横丁を曲がり北鮮魚巷に入ると人が住んでいるのだろうか、ひっそりとした佇まいが続く。 
        ここが北京駅から10分ほどしか歩いた所とはとても思えない。 
      
         
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          | 人が住んでいるのかいないのか、いずれ再開発で無くなってしまうのだろう。 | 
         
       
      Harmony Hotel前の郵通街に戻りそのまま北京駅前まで足を伸ばしてみよう。 
      ホテルの数軒隣で営業する食堂「杭州小吃」の明かりは既に煌々と点りドアの外には呼び込み嬢が立っていた。 
      
         
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          | 左側の明かりが点いているのは「杭州小吃」。奧の白いく建物がHarmony Hotel。 | 
         
       
      まだ7時になったばかりだが駅前の大型スーパーマーケット「金乾鼎」やそれに並ぶ吉野家、マクドナルドなどのファーストフード店には明かりが点いている。 
       
      
         
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          | 北京駅の正面にあるスーパーマーケット「金乾鼎」。 | 
         
       
      「金乾鼎」の入り口に並ぶ「吉野家」のガラス戸には中国オリジナルメニュー『早餐粥 5元(83円)』のポスターが貼ってあった。 
      
         
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          | 吉野家のガラス戸に貼ってあった『早餐粥』のポスター。 | 
         
       
       北京駅前広場に出ると旅行鞄を持った人達が三々五々駅舎に吸い込まれてゆく。 
      
         
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          | 北京駅と駅前広場。 | 
         
       
      駅構内への入り口で手荷物チェックを行っている機械の脇をすり抜けてガランとしたホールに出る。 
      今年2月に来たときは春節と言うこともあったのだろうがひどい込みようだったのがウソみたいだ。 
      
         
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          | ガランとした北京駅構内。 | 
         
       
       
      
         
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          | 列車と改札口の案内? | 
         
       
       
      
         
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          | メインのプラットホームはエスカレーターで上る二階にある。 | 
         
       
       
      
         
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          | 北京駅正面の北京站街。 | 
         
       
       
      
         
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          | そろそろ7時半。大分人も増えてきた。 | 
         
       
      8時にホテルに戻り出かける支度をしていると今日もガイド役を買って出てくれた李さんが「人民日報」を持ってやってきた。 
         
        一緒に「杭州小吃」で朝食。 
        小龍包と豆腐スープ、春雨入り酸辛湯を頼んで13元(216円)。 
         
        店舗と看板の写真を撮るつもりで崇文門まで歩く。 
         
        崇文門の新世界百貨(New World Shopping Center)真向かいで工事が進められている国瑞城(Guoruicheng/Glory 
      City)は既に完成しているだろうと思っていたが未だ工事中だった。 
      
         
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          | 外観ができあがりつつある国瑞城。 | 
         
       
       新世界百貨の周囲がひどく懐かしく感じる。 
         
        今まであまり強く感じなかったのだが別の地域に泊まってみて、崇文門にある新世界万怡酒店が本当に便利な立地にあることがよく分かった。 
         
      新世界百貨に入ってみよう。  
      
         
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          | 中心が吹き抜けになっている新世界市場とメインのエスカレータ。 | 
         
       
       
      
         
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          | 吹き抜けの周囲を囲むようにして衣料品店が並ぶ。 | 
         
       
       新世界百貨での買い物はもう慣れたけれど商品を決めると店員が伝票を書いてくれる。 
        その伝票を持って別の場所にあるレジで料金を払いレシートを受け取る。 
        再度買い物をした店に戻りレシートと商品を交換する。 
         
        北京でもカードを使う人が増えてきているようだが、この日はカード決済のシステムがダウンしているのかネットワークが遅くなっているのか、決済におっそろしく時間がかかる。 
        中にはカードは使えないといい加減なことを言うレジもあった。 
         
        崇文門からタクシーで中国雑伎団が公演している「朝陽劇場」に向かう。 
         
        今まで何度も北京に来ているが中国雑伎団の公演を見る機会に一度も恵まれなかったが、李さんのアレンジでようやく見ることができる。 
         
       東三環北路にある「朝陽劇場」に向かう途中でタクシーの窓か見たことがある建設中の傾いた建物の前を通った。 
      中国中央テレビ局が入ると聞いているビルだ。 
      その時に想像したとおり2つの建物は上の方で繋がるデザインだった。 
      
         
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          | 上階で繋がる傾いたビル。 | 
         
       
       
      
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