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  2018年9月:台北
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日星鑄字行・松山 → 羽田台北馥華商旅 南港館

【9月22日(金)晴】日星鑄字行・松山 → 羽田

ホテルをチェックアウト、MRTで南港軟体園区站から南京復興站を経由して松山新店線の中山站で下車、日星鑄字行の張さんを訪問する。

日星鑄字行入り口。

入り口左手に掲げられた黒板の注意事項。

入り口右手の看板で微笑む張さん、似てるな。

錆びた鉄板を使った表札。

日星鑄字行には11時過ぎに着いたが、張さんは地下一階で台北の文字ッ子達に囲まれてワークショップの真っ最中。

受講生の前で製版カメラを操作してみせる張さん。

彼が了承してくれたのでワークショップが終わるまで、事務所内の写真を撮らせてもらった。

一階の活字ケース棚。スダレケースが並ぶ「馬」。

隣の馬ででは親に連れられて来たのだろう、小学生が熱心に活字を眺めていた。

熱心に活字を見つめる小学生。

地下一階に降りるとワークショップ用の可愛いプラスチックの椅子が並んでいる。

地下一階のワークショップ会場。

地下一階の馬もスダレケースのみ。

馬に掲げられた「初號」表示。

この段は「壱號」。

「陸號」はバイクみたいだが「六号」。

この「陸號」実測約2.768mmだと張さんが教えてくれた。11級よりわずか大きく8Ptより少し小さい。「陸」は軍用数字で「六」のこと。

一番奥に並ぶのは母型ダンス。

母型ダンスの引き出しを引き出してみた。

引き出しに収まる字母。

母型ダンスの前のテーブルにはワークショップで利用するのだろう、手動式の卓上小型活版印刷機が二台載っている。

Salama-LP(左)とSalama-21Aか。

時間が無くて用途を教えてもらえなかった最近導入したらしい工具。

ベントン彫刻機を使わずに母型を作ったと言って未使用のピカピカの母型を見せてくれた。現存する母型を元に用途不明の上の写真の工具を利用して複製するらしい。そのやり方を見せてくれると言っていたが時間切れで未確認。

真新しい母型。

一階一番奥の扉の中は、最近メンテナンスして復活した活字鋳造機が設置されている。築地活字の平工さんが一役買っているようだ。

復活した活字鋳造機。

上の活字鋳造機は日本の「八光活字鋳造機製作所」製。

日星鑄字行に見学に来ていたのか出版社の編集者なのか、中—英の通訳を買って出てくれたお嬢さんが張さんとの会話を取り持ってくれた。
あたふたしている間に名刺交換をし損なってしまった。

通訳を買って出てくれたお嬢さんと張さん。

張さんのワーク・ショップが一段落、張さんが一緒にランチにしようと誘ってくれたので、日星鑄字行の近くにある喫茶店で飛行機の時刻を気にしながら慌ただしくランチ。

ランチには「鏡傳媒 Mirror Media」社のEmilie(許越如 Yueh-Ju Hsu) さんが中—英の通訳に就いてくれた。彼女も活字好きになって張さんの元を何度か尋ねているそうだ。

ランチで砕ける張さんとEmilieさん。

時間を気にしながらの慌ただしいランチの間も、お互いの若い頃の仕事の話にいくつかの共通点が見つかり、含めて重なる偶然に張さんはもちろんEmilieさんもビックリしていた。

いよいよ『サヨナラ』の段になると張さんが一寸待てと言って小走りに店を出て行く。
直ぐに戻ってくると車で松山空港まで送るから乗りなさい、とさっさと荷物をトランクに運ぶ。忙しい張さんにそこまでしてもらってはと恐縮するばかりだが、嬉しい申し出に甘えることにして車中に。行きがかりじょう、Emilieさんも空港まで付き合ってくれた。

時間に追われ散る張さん、Emileさんと出発ロビー前でお別れ。

松山空港出発ロビー。

大型台風の接近が予報されていた帰り道だが影響はなさそう。

16:00 エバー航空 BR190便 定刻発。

搭乗機。

帰りの便は満席で賑やか。3時間ほどの我慢で無事羽田着。

19:55 羽田国際空港 定刻着。

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