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  2013年4月:台北
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【4月26日(金)】奠済宮・極楽寺

鍋貼で昼食も済み一休みできたので出発。
慶安宮から仁三路に出ると黄色い提灯が並ぶ道に入っていく。入口の横断幕に「最友善夜市」とあるのは、「基隆廟口夜市」とも呼ばれる夜市があるところ。

最友善夜市の入口。

最友善夜市の横断幕をくぐると左右の黄色い提灯の下は、ずっと奥まで小吃屋台が並んでいる。鍋貼で食べて来てしまったのが悔やまれる。

小吃屋台が並ぶ最友善夜市の通り。

最友善夜市を入って中程、右側に奠濟宮の門があった。
ここは1875年に建立された開漳聖王を祀る廟で、先ほどの慶安宮と並び基隆の三大廟の一つ。

奠濟宮の門。

門をくぐると本殿の真ん前まで左右に小吃屋台が並んでいる。

開漳聖王は福建省漳州を平定した唐時代の武将が神格化されたもの。清代に台湾に移住した福建省漳州出身の人々によって守護神とされた。 開漳聖王の本名が陳元光であることから陳姓の人々からも篤く信仰されているそうだ。毎年2月15日には、開漳聖王の聖誕祭が行われる。

左右に小吃屋台が迫る奠濟宮本殿。

奠濟宮を後にして仁三路から愛五路を抜け田寮河に掛かる美猴橋を渡る。

美猴橋から基隆港方面を望む。

信二路にぶつかって右手に見える大きな寺が仏光山・極楽寺。遠目にも山門の軒下に連なる斗栱が目を惹く。
仏光山極楽寺の前身は「光尊寺」といい、清の光緒31年に創建された寺院で、後に仏光山に引き継がれて1991年に再建されている。

仏光山・極楽寺。

山門の斗栱は四段、庇裏の朱色と相まって圧巻。こんなの見たことない。

山門の斗栱。

山門の急な階段を上ると布袋像がお出迎え。

布袋像。

布袋像の後に回ると直ぐに本殿、大雄宝殿。今まで見て来た極彩色のお寺とは違う世界が待っていた。このお寺は尼寺だそうだ。

今まで見て来たお寺とは異なりヒンヤリした空間の本堂内。

本殿正面に安置されているのは透明感漂う釈迦牟尼像で玉製。ミャンマーから寄贈された仏様だそうだ。

玉製のご本尊。

極楽寺の左隣に中正公園への入口がある。ここも急な階段だ。

中正公園は日本統治時代の基隆神社跡。
基隆神社はもともと「基隆金刀比羅宮」で海の守護神を祀っていた神社。明治44年末(1911年)に完成し、大正3年(1914年)に北白川宮能久親王、大国魂命、大己貴命、少彦名命、天照皇大神、大物主命、崇徳天皇をご祭神とした「基隆神社」と改称される。
台湾復興後は復興時の忠士を祀る基隆市忠烈祠に改築され、基隆中正公園としても利用されている。
公園の頂上にある高さ 25 メートルの観音像は、東南アジア最大の観音像といわれている。

中正公園への入口(旧基隆神社入り口)。

嘗て参道だった階段を上って行くと「忠烈祠」と刻まれた扁額が掛かった門が見えてくる。

「忠烈祠」の門。

階段を登り切ると真っ赤な列柱の「基隆市忠烈祠」の前に出る。「忠烈千秋」と刻まれた扁額が掛かっている。

基隆市忠烈祠。

木立の中をさらに進むと基隆港が見下ろせる展望台に出る。基隆港のガントリー・クレーンが見える。

展望台より。

中正公園の広場までは未だしばらく登らなければならないようだ。
そろそろバスで次ぎの目的地に移動しなければならない時刻、この辺りで基隆駅前まで戻ることにする。

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