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       【8月22日(日)】戦争証跡博物館 
       Le Quy Don高等学校の外れを右に曲がったら直ぐに戦争証跡博物館が見つかった。入館料15,000VND(約75円)。 
      
         
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          | 入館券。 | 
         
       
      ベンタイン市場で小皿を買うのにあらかたベトナムドンを使ってしまい、わずかな残りを統一会堂の入館料にあてたのでドンが足りない。米国ドルでもいいという。1USD(約88円)で無事入館。 
      
         
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          | 戦争証跡博物館。 | 
         
       
       博物館の屋外には戦闘機、戦車、砲弾の類が野晒しで陳列されている。 
      
        
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          | 野晒しの戦車や機関砲。 | 
         
       
       
      
         
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          | 巨大ヘリコプター CH-47 Chinook。 | 
         
       
       
      
         
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          | 多様な軍用車輌。 | 
         
       
       
      
         
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          | 軽量ジェット戦闘機 F-5A Jet Fighter。 | 
         
       
       
      
        
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          | 偵察機 U.17。 | 
         
       
       
      
        
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          | 多目的バイローターヘリコプター UH-1H Heuy。 | 
         
       
       
      
        
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          | 戦闘・爆撃機 A-1 Skiraider。 | 
         
       
      博物館の左奧には拷問の島と言われた「虎の檻」の復元展示と、虎の檻で行われた拷問の様子を写真とイラストで説明している。 
      
         
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          | 忠実に再現された「虎の檻」入り口のサイン。 | 
         
       
       
      
         
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          | 虎の檻展示コーナーのパネル。 | 
         
       
       
      
         
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          | 虎の檻展示コーナーの拷問資料室。 | 
         
       
      再現されている「虎の檻」は一番手前の手摺りだけが実物で、それ以外は床と壁に描かれたもの。 
      
         
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          | 再現された虎の檻。 | 
         
       
       
      
         
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          | 人形を使って再現された「虎の檻」の内部。 | 
         
       
      展示本館に入ると一階はエントランスホールで、奥に展示コーナーが見える。 
      
         
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             一階エントランスホール。 
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      一階の展示コーナーにはパネル、砲弾や銃などの武器が展示されている。 
      
         
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          | 入館者は展示品の前で一様に無口になる。 | 
         
       
       
      
         
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          | 砲弾の展示。 | 
         
       
      玉模様のガラスケースが何のためにおいてあるのか分からなかったが、ケースから少し離れると手前が透明で中を見ることができた。ストレートに展示するとショックを受ける人が多いからだろう。 
         
        ケースの中はホルマリンに漬けられた奇形胎児だった。多分、枯れ葉剤の影響を受けたのだろう。ケースの手前に「Malformation of the 
        head, harelip」「Thorxo abdermine Pagus」と書かれていた。 
      
        
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          | “Malformation of the 
        head, harelip” | 
         
       
      二階は「HISTORIC TRUTHS」と言うタイトルでベトナム戦争が起こるまでのいきさつが様々なパネルで展示されている。 
      
         
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          | 展示パネルの中には日本のものもあった。 | 
         
       
       
      
         
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          | 冷房の補助で大きな扇風機が回る二階展示室。 | 
         
       
      三階は「REQUIEM -THE VIETNAM COLLECTION」というタイトルで戦争写真家の写真が展示されている。展示室に入ると直ぐにRobert 
        Capaの肖像写真と彼が生前に残した言葉を紹介するパネルが飾ってあった。 
      
         
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          | くわえタバコで得意げなキャパ。 | 
         
       
      1970年10月、カンボジアの国道上で狙撃されて一命を落とした日本の戦場カメラマン、沢田教一のコーナーには、1965年に第9回世界報道写真大賞を、翌1966年にピューリッツァー賞を受賞した「FREE 
        TO SAFETY(安全への逃避)」や米国国防総省が発行した非戦闘員証明書のコピーが展示されている。 
      
         
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          | 沢田教一コーナー。左上に「FREE TO SAFETY」がある。 | 
         
       
       
      
         
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          | 安全への逃避(1965年9月6日、クイニョン北方ロクチュアン村(UPI・サン=共同)。 | 
         
       
       
      
         
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          | 米国国防総省が発行した沢田教一の非戦闘員証明書。 | 
         
       
      石川文洋氏のベトナム戦争の写真、写真集、使用されていたカメラ(ニコンF フォトミック)、着用していた迷彩服もケースに入れて展示されている。説明書きにはこれらの品々は石川氏がこの博物館に寄贈したものだとある。 
      
         
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          | 石川文洋氏の写真集と使用カメラ等が納まったケース。 | 
         
       
      1973年11、カンボジア・アンコールワットの近くでクメール・ルージュに捕らえられ、処刑されたという一ノ瀬泰三が使用していたカメラの写真が、大きなパネルで展示してあった。カメラのパネルは照明の反射が強くて上手く撮れなかったが銃弾が貫通したニコンFだ。 
      
         
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          | 閉館間際の三階展示室。 | 
         
       
       三階奧の土産物屋でマグネットつきベトナム民族衣装人形(1USD/一個)を3個2USDで購入。閉館する午後5時まで見学する。 
         
        サンダルで出てきたのだが、足の裏が痛くなり永歩きには向かないサンダルだ。さすがにくたびれてきた。 
        博物館からの帰りはベンタイン市場の裏を回る。花屋の店先がきれいだ。 
      
         
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             きれいな花籠が並ぶベンタイン市場の裏手。 
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      市場周辺の道路は夜の屋台の準備が始まっている。  
      
        
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          準備中の屋台。  | 
         
       
      準備中の屋台でごった返しているグエンアンニン(Nguyen An Ninh)通りを抜ける。  
      
         
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          | 屋台の準備が進むグエンアンニン通り。 | 
         
       
       交通量が多く渡るのが難しいファムボンタイ(Phum Hong Thai)通りを渡ってレライ(Le Lai)通りに入りホテルを目指す。途中で高級オーディオ店があるのを見つけたので入ってみた。わずかにヤマハとマッキントッシュが飾ってあるのみ。壁にB&Wのポスターも貼ってあった。 
      
         
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             オーディオ専門店。 
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       今朝通り抜けた公園を突っ切ってファングーラオ通りに出る。ホテルに戻ると午後6時を回るところ。昼からだがずいぶん歩いた。 
        シャワーを浴びて7時頃に夕食とアオザイを受け取つつもりで下りて行くと、傘無しでは歩けないほどの雨。部屋に引き返して傘を持って出直し。 
         
        PHO24で「Pho Ga」(チキンフォー)42,000VND(約210円)と缶ビール「333」25,000VND(約125円)で夕食。併せて67,000VND(約335円)。 
         
        夕食後はアオザイを受け取りに「Man Dat」行く。派手な生地を選んだかなァと思っていたが、こうしてハンガーに掛けるとなかなかいい。 
      
         
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          | 中央ができあがってきたアオザイ。 | 
         
       
      Man Datを出る時も雨降り止まず。できあがったアオザイを包んでもらいホテルまでの100mほどの間で、今夜もプロフェッショナル嬢から声をかけられた。 
         
        20日の夜に、声をかけてきた人とは別の人だ。同じなのは目鼻立ちがぱっちりしている所と胸元が大きく開いたピッチリしたワンピースを着ているところだけ。今日の人はホッソリ、胸は小型。でも『マッサ、フ○ック、一時間、アタシのホテルで』なんぞと先日の人と同じように恐ろしいことを口走る。多分ついて行く人がいるんだろう。 
         
        雨が降ってるんだ、いい加減に勘弁してくれよ、とエセ中国語で煙に巻いて失礼した。ホーチミンでは殆ど中国語が通じないようで、こんな時には有用だ。片言の英語、日本語を操る人が多いので彼らに馴染みのない言葉だと簡単に諦めて引き下がってくれるのだ。 
         
        ホテルに戻って万歩計を見たら、午後だけで15,880歩いていた。 
        明日は8時10分集合。10時だけどそろそろバナナ酒でも呑んで寝よう。 
      
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